中部大学通信「ウプト」189号
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16 「私の学生時代」の原稿と一緒に写真を添付してほしいという依頼を受け、久しぶりに学生時代のアルバムを開きましたが、小学校から大学までの写真はスポーツをしているか、旅行をしているかのものがほとんどでした。 小学校の時は、授業が終わると水泳をしてから、陸上競技に行き、それが終わったらバレーボールをしていましたので、家に帰るのは暗くなってからでした。中学校の時も、スキー教室に参加したり、スポーツ大会の時は走り幅跳びをしたり、高校では応援団員をしながら、短距離を走っていました。 大学時代は休みができると友人とリュックを背負い、ユースホステルで宿泊しながら日本中を旅行したりもしました。学生時代ではないのですが、大学の助手の時にはホームステイをしながらアメリカのリバーサイド大学に行って研究室の見学などをし、これをきっかけに日本の文化を理解したくて茶道と華道を習い、人への気遣いが所作やルールの基盤となっていることを知りました。 スポーツではスケジュールに沿って毎日、トレーニングを行っていくことで、成果が表れてくることを身を持って知り、その反対に少しでもサボると記録が落ちて、大会で悔しい思いも経験しました。また、チームスポーツでは、同じ目的に向かって一緒にプレーする大変さや楽しさも体験しました。 旅行や海外研修ではその地域の文化や風習を見たり聞いたり体験することで、自分が体験してきた文化との違いを考えるきっかけにもなり、一層「食」に興味を持つようになりました。いろいろな人との触れ合いで、物の見方には多様性があることを知ることができます。 核家族化が進んでいる現在では、年齢が異なる人との会話の機会が少なく、また、買い物をする場合でも、顔と顔を合わせて会話を行わなくても品物を手に入れることができることなどから、コミュニケーション能力の不足が問題になっています。 学生時代には、講演会やボランティアなどに積極的に参加し、人と触れ合うことで社会における多種にわたる考え方を知り、自分の生き方を考える一助とすることを期待します。スポーツや旅行などを通じ、人との触れ合いを体験大学時代はリュックを背負って国内旅行中学時代のスポーツ大会での走り幅跳び茶道、華道を通じ日本文化を体験食品栄養科学科教授小川 宣子第35回

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