中部大学2022大学案内
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2・3F電気推進実験用プラズマ装置材料・構造試験装置惑星探査機や人工衛星で利用が進んでいる電気推進機の研究用装置です。宇宙環境を模擬した真空容器内でプラズマを生成・噴射して推力を得ます。卒業研究や学生実験で使用して、現象の理解を深めます。材料や構造の特性を測定するため、引張・曲げ・疲労・振動・衝撃などの各種試験を行います。炭素繊維強化プラスチックを製作する設備もあります。顕微鏡で材料の表面や断面の観察も行います。〉〉 研究室紹介海老沼 拓史研究室本多 潔研究室棚橋 美治研究室2019年1月にロケットで打ち上げられたJAXA革新的衛星技術実証1号機や、民間の観測ロケットMOMOにも搭載された最先端の宇宙用超小型GPS受信機の開発や、GPS信号の安全性について研究しています。人工衛星のナビゲーション最先端の超小型GPSを開発。人工衛星やドローンから取得した画像や地上のセンサ情報・気象情報などを解析し、最適な農作業を提案するシステムを研究しています。企業と協力して約8,000農家に情報サービスを提供しています。衛星やドローンから取得した空間情報を駆使して、スマート農業を実現。「空の産業革命」とも言われ、各界から注目を集めるドローンについて、未だ達成されていない飛行時間や飛行距離、安定性の向上にむけて、空力特性に優れた機体形状の要素研究を行っています。ドローンをさらに進化させる空力特性に優れた機体形状を研究。実験棟には、宇宙機・航空機の開発や設計、生産などに関する知識・技術を身につけるための実習・研究を可能とする各種設備が充実しています。【 宇宙航空理工学科 】最新設備が充実した実験棟で実習・研究に取り組む。CAMPUS VIEW 4F飛行中の姿勢も模擬される稼働装置を持つフライトシミュレーターです。機械と情報分野を融合した研究に利用されています。フライトシミュレーター宇宙機や航空機に欠かせない電子回路やモータ制御について、仕組みや電流の流れ、電圧のコントロール技術などを学びます。電子回路・制御実験装置プログラミングや電子制御・画像計測などについて学び、次世代の宇宙・航空機で必要となるソフトウエアについて理解を深めます。情報処理実験施設1Fロケットが発射する際に、エンジンから噴出させるガスと同じ程度となる、音速の2~3倍もの速さで空気を送り出し、目に見えない衝撃波や圧縮波を特殊な方法で撮影し、観察します。高速風洞実験装置飛行機がゆっくり飛んでいる状態に近い、秒速60メートルの速さで空気を送り出しながら、翼・機体にかかる力や流れの様子を観測できます。回流型低速風洞実験装置075CHUBU UNIVERSITY GUIDEBOOK 2022工学部宇宙航空理工学科

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