中部大学2022大学案内
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03 [研究]世界レベルの高度な研究を体感する。最先端研究に挑む教員×研究室の学生 LEADING-EDGE RESERCHER × LABORATORY STUDENTStudent'sVoice01新たな手法で画像認識の未来を動かす 白木 克俊 工学研究科 情報工学専攻 博士前期課程 2021年3月修了 (愛知県 中部大学春日丘高等学校出身)骨格とグラフを駆使して、人の動きを認識。深層学習の分野を探究し続ける。深層学習という分野は、山下先生の授業や研究室紹介を通して興味を持ちました。この研究室では、学部生と大学院生を合わせて70名ほどの学生が所属。それぞれが深層学習の分野の中でも異なる研究をしているので、自然と知らない情報や異なる意見を学ぶことができ、互いの研究に生かしています。私の研究テーマは、深層学習による人の行動の認識。特に手と足の関係など、相対的に作用する関節に注目することで、認識精度を向上させることができました。その結果、専門分野の学会「MIRU2020」では、発表された300件ほどの研究の中から最優秀賞であるMIRU長尾賞に選ばれました。このような成果につながったのは、新たな研究手法を自分で考えては先生からアドバイスをもらうということを繰り返し、研究のクオリティを高められたからだと思います。6年間の研究活動によって、既成概念にとらわれない「物事を疑う力」や、相手が理解できるように伝えるための「物事を説明する力」を身につけることができました。これからも、最先端の研究をしているこの研究室に負けないように、探究し続けたいです。白木さんが受賞した「MIRU長尾賞」。昨年に研究室の先輩が受賞していたことが刺激になった。山下先生は学生の研究活動を通して、専門知識だけではなくヒューマンスキルの教育も意識されています。山下 隆義 教授工学部 情報工学科大学院 工学研究科 情報工学専攻03CHUBU UNIVERSITY GUIDEBOOK 2022026[研究]世界レベルの高度な研究を体感する。

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