中部大学2022大学案内
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中部大学の研究力私たちはなぜ笑うのだろうか。笑顔からヒトやヒト以外の霊長類の社会的知性を探る。川上 文人 講師(人文学部 心理学科)慶應義塾大学文学部人文社会学科心理学専攻卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。日本モンキーセンターアドバイザー。ほとんどの人が毎日一度は笑うのではないでしょうか。私たちはいつごろからどのような場面で笑顔をみせるのか。ヒトの胎児や子どもにくわえ、チンパンジーやニホンザルを観察しています。音楽人類学を生き生きとしたものによみがえらせ表現することこそが私の研究使命である。宗 ティンティン 講師(国際関係学部 国際学科)中国西安出身。中部大学大学院国際人間学研究科博士後期課程言語文化専攻修了。中国雲南省文化人類学音楽参与調査の第一人者で、プロの中国琵琶演奏者としても活動。プロの演奏者の利点を生かし、正確な音程を取れる耳と人類学の理論を持ち、絶滅寸前の中国雲南省洞経古楽の聞き取り調査と楽譜採集を行っています。この研究は無形文化遺産の保存と継承に大きく貢献します。03 [研究]世界レベルの高度な研究を体感する。RESEARCH IN CHUBU医薬の世界を根底から革新するペプチド合成。〜我が国が世界の医薬を先導するために〜山本 尚 教授(先端研究センター長/ペプチド研究センター長)京都大学工学部工業化学科卒業。米国・ハーバード大学化学教室大学院博士課程修了。半世紀に及ぶ受賞歴は数知れず、ペプチド合成でノーベル賞に最も近い学者として毎年名前が挙げられる。小分子から大分子へ、薬は変わろうとしています。次世代医薬のエースは中・大分子のペプチドで、この物質の安価で信頼できる合成法が必要となっています。私たちは世界を牽引する合成でこの新分野を開きます。03CHUBU UNIVERSITY GUIDEBOOK 2022024[研究]世界レベルの高度な研究を体感する。

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