大学案内2021
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学習教室の運営を通じて、子どもと関わります。学生にとっては心理的なサポートの難しさを実感し、支援について考える貴重な機会となっています。【 心理学科 】学生が主体となって子どもの心理的サポートを実践。CAMPUS VIEW 〉〉 特色ある取り組み資格取得心理学実験棟多様なキャリア選択大型スクリーンなどの視聴覚システムが整った心理データ分析室をはじめ、個別でPCを用いた実験ができる実験室、検査器具を備えた面接室を完備し、専門的な教育を実践しています。心理学実験棟で実験・実習をサポート。心理学科で取得可能な心理学検定、認定心理士については、学科でさまざまな支援を行っています。所定の単位を取得することで、高等学校教諭一種免許「公民」や司書の資格を取得することも見込めます。学修成果の証としての資格取得をバックアップ。心理学特別講義科目「キャリアディベロップメント特講A・B」でキャリアに対する興味や能力を伸ばします。現場経験が豊富な教員を招いて個別面談を行うなど、キャリア選択をサポートします。心理学科の強みを生かす多様なキャリア選択。abc吉住 隆弘 教授  Takahiro Yoshizumi対人支援の現場では、専門的な知識と実践で必要な技術の両方が求められます。心理の専門職に興味のある学生には「学習教室 きみいろ」を通じ、人との関わりの面白さ、難しさも体験してほしいと思います。TEACHER'S VOICEa.学内の研究活動発表会で「学習教室 きみいろ」について発表をした際の様子。委託事業となった後の活動の変化や今後の課題を中心に話す活動報告の場で、プレゼンテーション能力も自然と磨かれます。b.クリスマスイベントでは、招待カードを持参して久々に訪れる中学生の顔も見ることができます。当日はゲームやビンゴ大会を行い、最後にサンタクロースが登場し、お菓子のプレゼントを配るといった演出も行いました。c.野外学習では、近郊の公園やテーマパークなどに出かけることもあります。スタンプラリーやクイズなどのゲームを学生が企画して、楽しみながら学べるようにしています。「学習教室 きみいろ」は、心理学科の学生が中心となって、2011年から生活困窮世帯の子どもの学習をサポートしています。地道な活動実績が認められて、2017年からは春日井市からの委託事業になりました。教室では学習サポートにとどまらず、経済的に苦しい世帯の子どもが抱えるさまざまな問題への発達的観点からのサポート、心理的なサポートも行っています。学生にとっては、人と関わる難しさを痛感するとともに、活動を通じて「支援とは何か」「我が国が抱える社会問題とはどういったものか」などを深く考える機会となっています。生活困窮世帯の子どもに心理的なサポートを行いながら、抱える問題や関わり方を深く考える。学習教室 きみいろCHUBU UNIVERSITY GUIDEBOOK 2021099人文学部

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