2021研究紹介
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82キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容学習者同士の協同・協調を活かした英語教育KATO Yoshitaka人間力基礎教育部 語学教育プログラム講師 加藤 由崇英語学習・英語指導に関する悩み、学習者同士の学び合いを活かした指導 近年、日本の教育界では、能動的な学修を意味する「アクティブラーニング」が注目を集めている。外国語教育学の研究でも、教室における外国語習得のためには、教師と学習者だけでなく、学習者同士の相互行為の質を高めることの重要性が指摘されている。では、実際の指導では、具体的にどのような方針・方法で授業を設計し、実施すれば良いのだろうか。 当研究室では、このような外国語(特に英語)教師の疑問に応えるべく、学習者同士の協同(cooperation)と協調(collaboration)を活かした言語教育に関する理論的・実践的研究を行っている。具体的には、ペア・グループ学習を有効活用するための2つの中心的なアプローチである「協同学習(cooperative learning)」と「協調学習(collaborative learning)」を軸に、学習者同士の学び合いの効果を高める具体的な指導方針の提案、教材・タスクの開発、及びそれらの効果検証を進めている。【研究テーマ】●学習者同士の協同・協調を活かした英語教育●学術目的の英語(English for Academic Purposes)●産出技能(speaking, writing)の育成●タスクを活用した言語教育●意味を重視した文法指導英語教育、協同学習、協調学習、学術目的の英語、産出技能、タスクキーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容日本人英語学習者の作文における統語構造の特徴ABE Daisuke人間力基礎教育部 語学教育プログラム語学系嘱託講師 阿部 大輔量的言語分析、第二言語習得、テキストマイニングコーパス、第二言語習得、コロケーション、連語表現、コンストラクション 言語習得には学習者の遭遇した言語の頻度情報など、統計的な情報が関わっていると唱える用法基盤モデルと呼ばれる説は、近年の自然言語処理技術やテキストマイニング技術の発達により様々な面からの検証が可能になり、勢いを増している。 当研究室では学習者コーパスを対象に構文解析などの自然言語処理技術を用い、異なるレベルの学習者のライティングの特徴の比較研究を行うことで言語学習の発達過程を調査している。特に、複数の単語からなる表現や統語構造に焦点を当てている。【研究テーマ】●日本人英語学習者の作文における統語構造の発達の研究●学習者や母語話者に特徴的な統語構造の研究研究所・センター等研究所・センター等

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