2021研究紹介
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71キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容(a) ハードロック(b) ラベンダー(c) 片足上げ(d) 小数減算快適な環境を目指したストレス度に関する研究ADACHI Yoshinori経営情報学部 経営総合学科教授 足達 義則環境が及ぼすストレス対策、環境による集中度変化の測定、画像認識と識別 現代社会はストレスの連続であり、適度のストレスはやる気に繋がったり、頑張りに繋がったり、と必要なものでもある。しかし、半世紀以上前セリエが提唱したストレス学説以来、過度のストレスは病気の原因となり、殆ど全ての病気は何らかのストレスから来ていることが分かっている。笑うことで、NK活性が上がり癌予防になると言われているように、環境により人の心は変動し、身体の状態も左右されることが多い。我々は、環境からの刺激が生体にどのような影響を及ぼすかについて研究を行っている。【研究テーマ】●RRI時系列データのLF/HF解析およびウェーブレット解析 指尖脈波からストレス指標の1つであるLF/HFを求め、交換神経と副交感 神経の優位性を検討している。また、ウェーブレット係数によるLF領域と HF領域の検討を行い、各種刺激の個人的な特性と汎用的な特性を検討し、 人にやさしい環境について検討している。●画像解析による集中度・理解度の予測●脳波、特にα波に関する研究●ニューラルネットワークによる画像認識・識別に関する研究ストレス度、LF/HF解析、ウェーブレット解析、集中度、フラクタル次元解析キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容陸ストレッチ小中学生リズムシンクロプログラム成人~高齢者水中運動陸での音楽合わせ水中運動継続における認知・身体・心理的要因の研究MATSUMURA Ayako生命健康科学部准教授 松村 亜矢子認知症予防・転倒予防運動、精神機能向上プログラム小学生~高齢者までの水中運動プログラム、運動を継続するためのプログラムデザイン 水の中での運動は抵抗、浮力、水圧、水温といった水の特性を利用することにより少しの運動量でもエネルギーを消費できることや、心肺機能の強化、膝痛・腰痛の軽減など利点が多い。しかし、実際の実施率・継続率は高いとは言えない。運動を継続するのに必要な心理的要因の1つとして運動を「楽しむ」ことがあげられる。この要素を取り入れたシンクロの様々な動きを使用する水中運動プログラムを開発し、認知・身体機能の向上のみならず、楽しく実施できるプログラムとして小学生~高齢者まで教室・イベントを通して提供している。このプログラムは対象に合わせて音楽・振付を構成するため泳げない人や水に恐怖感のある人でも実施でき、どの対象にも対応できるのが特徴であり、このプログラムに対する各機能効果や継続意欲、楽しみ度合い、自信、達成感などの効果を検証している。【研究テーマ】●リズムシンクロプログラム(水中運動)の開発●高齢者におけるシンクロプログラムが継続意欲に与える効果●リズムシンクロエクササイズが高齢者の認知・身体・心理機能に与える効果●運動プログラムのデザイン (左の写真は参加者の承諾を得て掲載)水中運動、運動継続、リズムシンクロ、運動プログラムのデザイン経営情報学部生命健康科学部

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