2021研究紹介
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70キーワード相談に応じられる内容独自HPキーワード相談に応じられる内容運動時の循環調節メカニズムの解明HOTTA Norio  生命健康科学部 スポーツ保健医療学科准教授 堀田 典生運動と健康に関する講演など、運動・スポーツ・ストレス・食事・生活習慣・薬剤・サプリメントなどが生体に及ぼす効果やその機序を明らかにしようとするもの。  細胞、組織、動物を用いた研究から、運動時の循環調節に関わる反射性調節機構の解明を行っています。また、得られた研究成果のヒトへの統合も検討しています。 血圧の急増は、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクを上げます。運動中の過剰な昇圧応答の機序を解明することは運動中の心臓突然死を防ぐことに貢献し、適切な運動処方の作成などに役立てることが可能となり得ます。【研究テーマ】●運動昇圧応答にかかわる筋求心神経に対する酸の影響ならびに、糖タン パク質の役割の解明●オプトジェネティクスを利用した運動昇圧反射の評価●慢性ストレスや睡眠不足が運動時昇圧応答を増大させる機序の解明運動昇圧応答、筋求心神経、血流制限、健康運動教室、水素ガス、糖尿病独自HPキーワード相談に応じられる内容癌関連糖鎖を標的にした新規癌治療法の開発    FURUKAWA Koichi 生命健康科学部 スポーツ保健医療学科特任教授 古川 鋼一抗体上の糖鎖改変による新規抗体治療、癌マーカー探索法開発、細胞外分泌顆粒を標的にした疾患制御法の開発 私たちの研究グループでは、タンパク質や脂質に結合する糖鎖構造の特徴に注目して、糖鎖異常がもたらすタンパク質や脂質の機能異常と、それに基づく細胞形質の異常を解析してきました。 とくに、癌関連糖脂質の細胞膜ミクロドメイン(脂質ラフト)における細胞のシグナルの調節異常に焦点化して研究を進めてきました。さらに、癌細胞が分泌する顆粒(エクソソーム)の機能につき、悪性黒色腫、脳腫瘍(グリオーマ)、肺癌、大腸癌、乳癌等の有効治療法がない癌に対する、発症抑制、早期治療法の開発を目指しています。【研究テーマ】●癌関連糖鎖の機能解析、とくに脂質ラフトの役割の解明●癌関連糖脂質、とくにシアル酸化糖脂質の癌特異構造解析●癌細胞由来の細胞外顆粒(エクソソーム)の動態と機能解明●癌細胞由来エクソソームを標的にした癌診断と治療戦略の構築●抗体に結合する糖鎖の修飾に基づく、自己免疫疾患と癌の治療戦略の構築●癌関連糖鎖を認識する内因性レクチンの認識構造の特異性の解明と 抗癌治療への応用開発【その他テーマ】●癌細胞由来の細胞外分泌顆粒による癌微小環境と遠隔転移の制御機構の解明●CAR (chimeric antigen receptor) T による癌治療法開発基礎研究癌関連糖鎖、ミクロドメイン、 細胞外顆粒、エクソソーム、 シグナル脂質ラフト、ガングリオシド、抗体・CAR治療、炎症マーカー、質量分析生命健康科学部生命健康科学部

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