2021研究紹介
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43キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容固体イオニクス材料創製と電気化学デバイスへの応用HASHIMOTO Shin-ichi工学部 創造理工学実験教育科教授 橋本 真一高温形固体イオニクス材料を応用した電気化学デバイスおよび、その材料研究、固体酸化物型燃料電池、エネルギーキャリア合成、ガスセンサー、環境浄化装置 など 固体中でイオンが伝導する固体イオニクス材料は、燃料電池、センサー等、電気化学デバイスに活用され、高効率なエネルギー利用および、環境保全に、幅広く貢献しており、今後、一層の高機能・高効率化が期待されている。①固体イオニクス材料の新規創製、②デバイス作動環境下での固体イオニクス材料の基礎物性評価、③新機能電気化学デバイスの開発と高効率化を、三つの柱に研究・開発を推進し、「軽量化」「低コスト化」「高効率・高性能化」を材料科学に立ち戻って実現することを目標としている。【研究テーマ】●航空機/ 自動車補助電源用軽量固体酸化物形燃料電池の開発●低温作動固体酸化物形燃料電池用新規高性能空気極の創製●プロトン導電体を用いた電気化学デバイスの高性能化●貴金属・希土類フリーの超低コスト・元素戦略燃料電池の開発固体イオニクス材料、固体酸化物形燃料電池O2-O2-OOOe-e- ! H+H+OOe-e- ! O2-O2-OOOe-e-O2-O2-OOe-e-ONNN"#$ONOOO2-O2-OOe-e-V!%!OOOONOxキーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容燃料電池などの電気化学デバイスに関する研究 ITO Hibiki工学部 創造理工学実験教育科工学部 応用化学科兼任教授 伊藤 響SOFCやPEFCなどの燃料電池の試作、発電特性評価、データ取得や解析といった技術的なご相談に応じることができます。 SOFC(固体酸化物形燃料電池)発電は、より高効率な発電システムが構築できる新しい発電方式として期待され、家庭用コジェネレーションシステムにも採用されています。 これまでのSOFCに関する研究では、●材料の探索(燃料極の長期安定性向上、導電性金属被覆セラミック)●製造コスト試算(製造費用や原・材料費からの開発課題の抽出)●単電池や単電池接続構造の検討(燃料極支持形構造)●家庭用燃料電池システムの性能評価(一般家庭に設置)などを実施してきました。 今後は、SOFCの性能向上やSOFCの逆動作による水蒸気電解(SOEC)技術に関する研究を展開し、SOFC/SOECシステムによる必要に応じた発電と燃料精製が可能な省/創エネルギーシステムの可能性を明らかにしていきたいと考えております。 また、材料探索や電気化学的評価の技術を活用して、PEFC(固体高分子形燃料電池)や太陽電池の研究を実施していくつもりです。【研究テーマ】●SOFC構成材料の探索ならびに特性評価 ●固体高分子形燃料電池の電極材料の特性評価●色素増感太陽光発電素子に関する材料研究 固体酸化物、燃料電池、材料開発、発電特性・電気化学評価工学部工学部

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