2021研究紹介
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41キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容高周波電磁波生成の大気圧プラズマ(He)による金属表面(Al)とCFRPの改質実験イオンサイクロトロン周波数領域の電磁波によるプラズマ加熱実験(核融合科学研究所)電磁波によるプラズマ生成・加熱およびその応用MUTOH Takashi工学部 宇宙航空理工学科教授 武藤 敬大気圧プラズマの生成と産業利用、大電力高周波電磁場の効率的発生と応用 プラズマを数kHzから数10MHzの高周波電磁場により生成・加熱し、広範囲に亘る温度や密度を制御し、またプラズマの構成要素であるイオンの高エネルギー粒子を生成し、それらを金属等など物質表面や液体中に照射して表面改質や液体反応の改変に応用します。例えば異種材料の接合などの産業応用、農業、医療への応用を研究しています。また大電力高周波を超高温プラズマ加熱に応用する核融合研究も行っています。  【研究テーマ】●高周波電磁場による大気圧プラズマの生成と応用研究 大気圧中や液体中でプラズマを作り、その応用を研究します。例えば、 カーボン系材料とアルミ系やチタン金属との接着強度をプラズマ照射で 改善することがこれまでの実験で示されています。このような低温度で 高密度のプラズマを効率よく生成し、産業応用、廃油処理、食品応用など 環境問題への応用についても研究しています。●高周波電磁波を用いてプラズマの温度を上げる研究 プラズマを核融合を目指して超高温にするには磁場の容器を用いて真空 中で保持します。1億度の高温プラズマを目指し、高周波電磁場による 共鳴加熱法を用いてイオンにエネルギーを与える方法を研究します。プラズマ、高周波電磁場、大気圧プラズマ、核融合キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容セキュリティ向上技術に関する研究開発HOGURO Masahiro工学部 宇宙航空理工学科教授 保黒 政大生体認証技術、画像処理技術、医療情報連携 物理・情報セキュリティ向上に寄与する映像・画像処理技術に関する研究、特に一次元信号処理技術を二次元画像処理などへ応用することを中心に、高速かつ省リソースで動作可能なアルゴリズムを研究開発している。 また、各種医療機関を跨いだ情報連携の円滑かつ安全に実現するためのシステムを研究開発・提供している。病院を転院したり他の医療機関を再受診する場合においても、それまでの診察・検査記録が患者の意思により再活用できるようにするためのシステムを開発している。【研究テーマ】●生体認証技術 指紋、静脈、顔認証など、人の身体的特徴を利用した個人識別技術に ついて、身体データの取得方法(指紋・静脈撮影装置)から認識アルゴ リズムまで、高精度かつ利便性の高い個人識別を目指す。●移動物体検出・識別技術 映像の中から移動する物体(動体)を検出し、その種別や個体を自動 識別する技術に関する研究。●地域医療情報共有システムの開発 インターネットを活用し、簡便かつ安全に医療情報を共有・伝達する ためのシステム開発。生体認証、画像処理、セキュリティ、医療情報、地域医療連携診療情報 (カルテ) リハビリ 記録 介護記録 急性期病院 リハビリ施設 介護施設・自宅 中部大サーバ 地域医療情報共有システム工学部工学部

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