2021研究紹介
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40キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容水空両用垂直離着陸型電動無人機の実用化研究TANAHASHI Yoshiharu工学部 宇宙航空理工学科教授 棚橋 美治企業・地方公共団体等のニーズに応じた無人機の策定、物体にかかる流体力、流れの現象等を風洞・水槽実験および数値解析により求め、課題解決をサポートします。 昨今の地球環境の変化に対応できる環境に優しい次世代型輸送および情報収集に有効な低コスト・安全で任意の場所から広域移動できる機体の実用化に向けた要素・システム研究に取組んでいます。 平成30年度知の拠点あいち重点研究プロジェクト「次世代ロボット社会形成技術開発プロジェクト」では翼幅3.4mの機体を試作しました。〔主な用途〕空中用:被災地をはじめ離島・山間部等交通輸送が不便な地域への低コスト     緊急搬送および広域状況監視。IT農林業支援。水上・水中用:河川・海洋の生態・資源・海流調査。IT漁業支援。【研究テーマ】●簡易運用可能な高効率安定機体コンセプトの策定●プロペラのダクト・母機との空力干渉による推進効率効果●スマートアクチュエータの小型航空機への適用性と空力特性●プロペラの有効配置による飛行性能・操縦安定性への影響●太陽電池・燃料電池の適用性と航続距離向上効果【その他テーマ】●ラムジェット方式によるミューオン触媒核融合他機関と核融合について、従来の大規模研究施設に代わる新手法の開発に関わっています。ラムジェット方式による超音速流圧縮領域の安定的生成方法を活用した、コンパクトで省エネ・高密度なミューオン触媒核融合発電システムの構築を目指しています。電動無人機、VTOL、空力特性、ラムジェット、核融合キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容航空機構造用低歪素材に関する研究 SUZUKI Hiroshi工学部 宇宙航空理工学科教授 鈴木 博残留応力低減策、焼入れ方法、冷間圧縮、加工歪の推測検討 近年航空機の需要は益々高くなって来ているが、その主要構造品である機械加工部品は大型化、複雑形状化、高精度化が進んでいる。又、その加工設備も高馬力化、高速化、高精度化が進んでおり、部品の要求精度に対応している。しかしながら航空機部品では多くの場合加工後に歪みが発生するために、高精度設備の利点が必ずしも生かせず、加工現場では素材の反転を繰り返し歪を抜きながら精度を確保している。  歪の主要因の1つは素材内部の残留応力であるが、その低減は難しく又、国内外の素材調達スペックに残留応力を規定したものは航空機メーカーと素材メーカー間の個々の調整を除けば皆無と言って良い。本研究では、残留応力低減のため、素材及び加工段階での最適方法の検討を行うと共に、実加工への反映も検討する。【研究テーマ】●残留応力低減のための素材の形状、板厚、焼入れ方法、 冷間圧縮方法などの研究●残留応力分布の簡便な推測方法の研究●残留応力分布からの加工歪の簡便な推測方法の研究●反転の少ない工程設計に関する研究航空機機械加工部品、残留応力、加工歪 工学部工学部

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