2021研究紹介
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38キーワード相談に応じられる内容独自HPキーワード相談に応じられる内容モータドライブシステムの高性能化MATSUMOTO Atsushi工学部 電気電子システム工学科講師 松本 純永久磁石同期モータの制御系設計 永久磁石同期モータ(特に、埋込磁石同期モータ)を用いたモータドライブシステムにおいて、制御の観点から高性能化を図るため、大きく分けて2つの研究を行っています。(1)センサレス制御の高性能化 このモータを高効率に駆動するためには、電力変換器であるインバータに加えて、位置センサ・電流センサが必要となります。これらのセンサを設置することはコストの増加に繋がるため、各センサをなくしても高効率駆動を実現するセンサレス制御が望まれています。本研究では、磁気飽和への対策などセンサレス制御の高性能化について研究しています。(2)トルク・速度制御系の高応答化 このモータはインバータを用いて駆動されるため、インバータの電源電圧制限(操作量飽和)を考慮した上で、運転パターンを決定する必要があります。また、インバータの非線形性(過変調領域)を利用すれば、より高応答な制御系を構築できることがわかっています。本研究では、操作量飽和を考慮し、かつ、過変調領域を積極的に利用する制御系設計法について研究しています。【研究テーマ】●埋込磁石同期モータの位置センサレス制御・電流センサレス制御●インバータ過変調領域を用いた埋込磁石同期モータの駆動領域拡大●操作量飽和を用いた高速駆動領域における電流・トルク制御性能改善永久磁石同期モータ、センサレス制御、インバータ過変調領域、磁気飽和、操作量飽和キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容繊維方向の最適経路変形解析試作品 スマート複合材創製事例 形状記憶合金の応力歪特性シミュレーションONスマート材料とその構造システムIKEDA Tadashige工学部 宇宙航空理工学科教授 池田 忠繁新しい材料・構造システム 新しい航空宇宙機構造システムに関する研究を行っている。特に、スマート複合材料・構造システム(形状記憶合金や圧電材料のような機能材料およびそれらを用いた構造システム)を対象とし、材料、構造物、および、それらに関係する熱、流体、制御が融合する系に生じる現象の観察、その現象を理解するための数学モデルの提案、モデルの検証、数学モデルによる現象の解析、現象の応用例の提案、その設計、製作、数値解析、実験による検証を行っている。【研究テーマ】●スマート材料(形状記憶合金、圧電セラミックスなど)の変形挙動を表す 方程式の提案●状況に応じて自在に変形できる航空機構造(モーフィング構造)に関する 研究●軌道上で形状を自動補正できる宇宙アンテナ構造に関する研究●スマート材料素子と強化繊維を目的に対して同時最適配置したスマート 複合材構造に関する研究●繊維強化熱可塑樹脂の成形に関する研究形状記憶材料、圧電材料、複合材、構成方程式、構造システム、騒音・振動制御工学部工学部

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