2021研究紹介
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31キーワード相談に応じられる内容独自HPキーワード相談に応じられる内容レーザによる分析装置と光ピンセットの研究 KUZUYA Mikio工学部 電気電子システム工学科教授 葛谷 幹夫上記の研究テーマおよびそれに関連すること 高出力パルスレーザを物質に照射した際生成されるプラズマを利用して、物質の組成・構造分析する装置の開発に関する研究。具体的にはレーザ発光分析装置、レーザイオン化質量分析装置およびレーザ熱分解ガスクロマトグラフについて研究しており、応用範囲は合金、超伝導材料の元素分析、セラミックス中のガス分析、プラスチック等の高分子材料の組成分析、環境汚染物質の計測等に及ぶ。応用として、レーザ放射圧により、ミクロンオーダの物体を非接触で移動・回転・捕集するレーザ光ピンセット装置を研究している。 【研究テーマ】●レーザマイクロプローブによるRoHS有害物質の迅速分析 ●LIBSソータの開発とそのスクラップ選別への応用●レーザ熱分解ガスクロマトグラフによる物質中のガス分析●高性能小型レーザピンセットの開発《その他テーマ》●ハイブリッド型個人認証装置の開発  指紋と静脈を非接触で採取・照合するハイブリッド型個人認証装置の開発レーザ、プラズマ、RoHS、 LIBSソータ、光ピンセット、指紋静脈認証レーザ光ピンセット&星座の描画レーザによる分析装置キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容工学的応用を目指した新しい強誘電体群の創生KURIHAMA Tadashi工学部 電気電子システム工学科教授 栗濱 忠司無機物質における室温から773 [K]の範囲での相転移探索・融点探索、室温での単結晶構造解析 これまでに蓄積してきた、一般式A2BX4、ABXY4で表される硫安系強誘電体のデータを礎に、強誘電性出現の温度範囲拡張を目指して、新しい強誘電体群の創生を目的とした研究を進めている。結晶育成法には水溶液蒸発法、溶融法等を用い、単結晶を育成する。X線回折実験をおこない、結晶構造を明らかにするとともに、熱的・電気的測定から相転移を探索し、強誘電性出現の可能性を追究する。また、電子ディバイスとしての工学的応用も視野に入れている。【研究テーマ】●A3B(XY4)2型強誘電体結晶の育成と物性評価 この型の物質群の出発点となる(NH4)3Li(SO4)2を育成し、結晶構造を 解析し、100 [K]から773 [K]の温度範囲で3つの相転移温度を発見した。 強誘電性は確認中である。●α-β相転移を持つA2BX4型結晶の結晶系制御を目指した融液からの 成長過程の解明●新しいA2BX4型およびABXY4型強誘電体結晶の育成と物性評価新しい強誘電体群、相転移、単結晶構造解析育成したA3B(XY4)2 型単結晶X線回折実験単結晶構造解析工学部工学部

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