2021研究紹介
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18キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容建築・都市のパターンと持続再生の研究HAYAKAWA Noriaki  工学部 建築学科准教授 早川 紀朱建築・都市形態研究・用途研究全般、様々な素材を用いた新たな建築工法の開発建築意匠、都市計画 建築のデザインをしながら、都市の研究をしています。 研究では、最終的に建築デザインにつながるような形態原理の分析や、デザインの理論的な裏付けとなるような分析・調査を行っています。街路パターン、人口分布パターン、家屋の並び方、建物用途の分布といった具合に切り口は多様です。魅力的な都市は魅力的なパターンを持っていると思います。パターンを発生させた形態的、社会制度的な原理、背景を理解し、これからのデザインにつながるヒントを見つけることが研究の目的です。 これまで、ベネチアの街路パターンの生成シミュレーションや、白川村合掌集落における家屋配置と風環境の関係性、ニューヨークSoHo地区の用途混合パターンの空間的自己相関性などを研究してきました。 現在、都市や建築のなかで人の存在が生み出す風景を「ヒューマンスケープ」と名付け、人の生活や幸せを容れる器としての建築・都市が見せたヒューマンスケープのベストプラクティス集をまとめています。【研究テーマ】●建築・都市に表れるパターンの研究●都市持続再生のベストプラクティスの研究●様々な素材を用いた新たな建築工法の開発箱をずらしながら積んで、テラスを設けた集合住宅。部屋に帰っても生活が都市とつながり続ける。Maison de Zuretta、西新橋Y邸、東京、2008(共同設計:越後島研一、2021年撮影)相談に応じられる内容独自HPキーワード相談に応じられる内容建物のエネルギーマネジメント技術YAMAHA Motoi工学部 建築学科教授 山羽 基建築物のエネルギー性能改善、建物データ分析手法、ピークシフト、デマンドサイドマネジメント等 持続可能な社会を構築するためにエネルギー消費量の削減が求められており、さらに東日本大震災以降の電力事情から、電力負荷の平準化など、エネルギーの利用の合理化が課題となり、それに関連した研究を行っている。近年のセンサー技術の進歩、スマートメーターなどの計量技術の導入により増加しているエネルギー使用データを分析し、的確なエネルギーマネジメントを行うための技術について下記をテーマとしている。【研究テーマ】●コミッショニング手法による建物のエネルギー分析 ビルの性能を分析するコミッショニングと言われる手法を用いて、空調 システムを解析し適切なエネルギー利用を提案する●ビルエネルギーデータ分析手法 コミッショニングのために多量のビルエネルギーデータを、統計的手法、 パターン認識手法にて解析する手法の開発●BIMを用いた建物運用管理手法 3DCADと建物属性をデータベース化した建物情報モデリング(BIM)と いうシステムを用いた建物管理手法エネルギーマネジメント、コミッショニング、データ分析工学部工学部

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