2021研究紹介
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16キーワード相談に応じられる内容キーワード相談に応じられる内容ライフサイクル思考に基づく環境負荷の定量化SHIBAHARA Naoki工学部 都市建設工学科准教授 柴原 尚希LCA手法による環境負荷量の算定、環境報告書・環境ラベル等による情報開示ライフサイクルアセスメント(LCA)、SDGs、低炭素都市・交通計画、環境マネジメント 持続型社会の構築に向けた環境にやさしい都市・交通政策を実現するための戦略を描き、意思決定に必要な基礎情報を得るため、ライフサイクル思考に基づき環境負荷を定量的・包括的に把握する手法の確立に取り組んでいる。その方法論がライフサイクルアセスメント(LCA)であり、工業製品を中心に評価事例が蓄積されているが、社会資本に対しても適用可能な方法論として、理論・実務の両面から整備している。 さらに、国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)が示す経済・社会・環境に関する公平性・包摂性を統合的に評価可能な手法へと拡充し、都市・交通政策やインフラ整備事業への適用を目指している。 産業環境管理協会(MiLCAを開発・販売)での勤務経験があるため、LCAやライフサイクル思考に基づく、環境負荷量の算定、環境報告書・環境ラベル等による情報開示、地域エネルギー計画策定に関する支援・助言・専門家の紹介等が可能である。【研究テーマ】●ライフサイクルアセスメント(LCA)による環境負荷の定量化●CO2排出削減を実現するための交通戦略の策定と実装●持続可能な観光、モビリティの探求●サーキュラーエコノミー時代への対応エネルギー素材部品廃棄リサイクル資源輸送製造・加工使用廃棄ガソリン電気水素…エネルギー源新製品従来製品環境負荷資源製造使用廃棄キーワード相談に応じられる内容鋼・コンクリート構造部材の耐震性能向上に関する研究MIZUNO Eiji  工学部 都市建設工学科教授 水野 英二新材料の材料試験、新材料の材料特性に関する実験的・解析的研究、鋼・コンクリート構造部材の高機能化および高性能化に関する研究、構造部材の耐震実験 鉄筋コンクリート(RC)柱の最大耐力以降の領域での耐震性能を高める一対策として、材料的ならびに構造的な観点から柱の塑性ヒンジ化領域での、1) かぶりコンクリートの剥落および内部コンクリートへの破壊進展を抑え 軸方向鉄筋の座屈発生を遅延させることにより、さらに2)軸方向鉄筋の破断を防止することにより、エネルギー吸収能の高い安全な RC柱を開発することを研究目的としている。 これまで、繰り返し二軸曲げ力を受ける鉄筋コンクリート(RC)柱、鋼繊維補強コンクリート(SFRC)柱および中間補強筋付きRC柱の耐荷特性に関する研究を通して、軸方向鉄筋の座屈発生・破断を抑えるためのRC柱の耐震性能の向上策を実験的に検証している。また、鋼製橋脚の耐震に関する研究も行っている。【研究テーマ】●繰り返し力を受ける鉄筋コンクリート部材のポストピーク挙動に関する 実験的・解析的研究●損傷を受けた鉄筋コンクリート部材の補修対策・効果に関する実験的・ 解析的研究●繰り返し力を受ける鋼製橋脚の耐震性能向上に関する実験的・解析的研究●損傷を受けた鋼製橋脚の補修対策・効果に関する実験的・解析的研究鋼・コンクリート、RC柱、鋼製橋脚、耐震性能向上、三次元有限要素解析、耐震実験工学部工学部

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