心理学科パンフレット
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認知心理学複雑な人の心を解明したり、社会が抱える諸問題を解決するために、現代の心理学領域は細分化され、ひとつの現象に対してさまざまな角度からアプローチしています。心理学はつねに進化している学問。「臨床心理学しか聞いたことがない」という人に、新しい興味と刺激を与えます。本学科の学習領域は、幅広くて最新。心理学に対する新しい興味と刺激を与えます。認知心理系教育・発達心理系社会心理系臨床心理系社会心理学幅広い学習領域パーソナリティ心理学 「A型は神経質でO型は大ざっぱ」など、血液型と性格を関連づけて人を見てしまうことがあります。実際には根拠のない話ですが、人や自分の性格を明らかにしたいという衝動は心理学の研究対象のひとつです。プロフやブログなどは自分の性格を他人に伝える一手段であり、パーソナリティ心理学の領域であるとともに社会心理学ともリンクします。ひとつの問題や現象を、さまざまな角度から見つめ人間のこころを理解します。発達心理学 携帯メールを送り、すぐに返信がないと不安になってしまう…。この心の動きを解き明かすのが社会心理学領域。もちろんそれだけでなく、雑誌に載っている服が欲しくなったり、有名人お薦めのお店に行きたいと思うのも、社会心理学で説明ができます。最近は、インターネットや携帯電話も研究対象になるなど、現代社会のさまざまな現象や集団・組織における人間の心の動きに密着。学べば学ぶほど、その面白さに惹かれていきます。 ここに挙げた心理学領域は、単独で完結するものではありません。それぞれの専門的な視点や技術を融合して人の心の問題を解決する、それが心理学。たとえば子どもの不登校問題なら、これらの心理学領域からの取り組みが考えられます。心理学科大きな4つの領域を軸に、心理学全般にわたって学んでいきます。 人間が生まれてから生涯の幕を下ろすまでの、身体的成長と心の変化をテーマとする領域です。たとえば、赤ちゃんはどうやって言葉を覚えていくのか、青年期に芽生える恋愛感情とは何か、子どもと大人とでは友人の位置づけがどう異なるのかなど、対象とする年代によっても細かく分類されています。自分自身の異性や友人、家族に対する想いやその変化を客観的に理解でき、とても身近に感じられる心理学領域のひとつです。 人間が「見る」「聞く」などによって外部の情報を取りこみ、それを認識、処理、理解、記憶する過程を解明する領域。人間の知覚や知的活動を科学する分野であり、コンピュータが行う情報処理と脳の働きを比較しながら追究します。「道を覚えるのが苦手」「方向が分からなくなる」という悩みも、“空間認知”を学べばその理由が明らかになります。また、本学科では学習心理学や知覚心理学も併せて学んでいきます。3たとえば…子どもの不登校問題社会心理学●クラスの友人関係●保護者の対応●集団行動の心理 …etc●先生との信頼関係●学級活動への取り組み …etc●子どもの心の理解●カウンセリング …etc●授業への取り組み●学習意欲と成績 …etc学校心理学臨床心理学教育心理学

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