生命健康科学部 理学療法学科
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理学療法士と聞いてまず思い浮かべるのは、病院のリハビリテーション科などで歩行訓練を指導する姿ではないでしょうか。しかし理学療法士が担う業務はもっと多様です。歩行などの運動機能のほか、呼吸や循環といった内部機能の障害も理学療法の対象となります。さらにはケガ防止のためのスポーツ動作指導など、予防に関する業務もあります。幅広い役割を担う理学療法士をめざすには、生命医科学や基礎医学・臨床医学などの基礎をしっかりと築き、その上に理学療法学の専門知識を積み上げていく必要があります。2010年4月にスタートした理学療法学科は、生命医科学の研究者や、医師・看護師・臨床検査技師・作業療法士などの臨床経験者が多数在籍する生命健康科学部の中にあります。恵まれた環境が可能にする分厚い基礎教育と実践的な専門教育で、さまざまな可能性を備えた理学療法士を育てます。圧倒的な厚みを持つ基礎教育が大きな可能性を備えた理学療法士を育てます。先輩からのメッセージ豊富な専門知識を備えて、信頼される理学療法士に。在学中に思う存分に学んで専門知識を身につけたいと思い、授業に取り組みました。『生理学』では健康な人体の構造や機能について学びました。病気や障害といった人体の異常を理解するには、正常な状態を知ることが重要なのです。また、評価学関連の授業も興味深く、患者さんの病気や障害の程度を把握する方法を学びました。生理学で学んだ人体の知識が生かされています。卒業後も学びを深め、信頼される理学療法士をめざします。生命健康科学部 理学療法学科卒業(2019年3月)沓名 共生愛知県 西尾高等学校 出身知るほどにおもしろい人体の構造や臓器の働き。人体の仕組みに興味があった私は、『解剖・組織学』の授業で新しい知識を身につけることがおもしろくて仕方ありませんでした。学んだのは、理学療法士が主に治療で携わる骨や筋肉ばかりでなく、神経や内臓について。身体のどの位置に、どのような機能を持った臓器があり、どのような働きをしている状態が正常なのかを知りました。今後の臨床実習に向けて専門的な知識を定着させ、患者さんとの接し方についても考えていきます。生命健康科学部 理学療法学科 4年武内 咲希愛知県 旭野高等学校 出身自分の体は未知がいっぱい!運動のメカニズムに驚き。部活動での経験から理学療法士をめざしたので、「運動学」は特に興味深い科目でした。筋収縮によって得られる運動のメカニズムや各関節の骨の位置、運動連鎖などを学び、1つの関節の運動にこんなにも多くの筋が関わっているのかと驚きました。また「解剖学」では骨や筋、内臓の構造や働きを学び、これも自分の体なのに知らないことだらけ。もっと知識を深めて技術を磨き、患者さんの疾患や病態別に適した理学療法を実践したいと思います。生命健康科学部 理学療法学科 3年永田 紘章愛知県 名古屋南高等学校 出身

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