幸友20
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 貿易の最前線である港。中でも貨物取扱高15年連続日本一という全国トップクラスを誇る名古屋港。そこでの港湾物流が、スムーズに行われるように支えることが当社の役割です。1949年、荷役用資材を賃貸する会社として創業し、その後の当社の発展は港湾を取り巻く環境の変化とともにありました。船舶の大型化や荷役業務の機械化・IT化など、港が発展していくと同時に、当社も新しい発想で柔軟に対応してきました。海上コンテナが主流になればコンテナの修理や洗浄を行い、巨大なクレーンが港に設置されれば、クレーンのメンテナンスを全面的に引き受ける。今は専門性が求められる穀物サイロの設計・施工までも担っています。 私たちの仕事は言わば裏方です。しかしお客様の荷役事業を支えることは、その先の生活者を支えること。広い目で見れば経済活動を根底で支えるという仕事に、社員一同がやりがいと誇りを持って取り組んでいます。 当社の事業の一つに、輸入植物とともに入ってくる病害虫を駆除し、その蔓延を防止する「植物検疫燻蒸」と呼ばれる業務があります。この燻蒸処理ができるのは、東海地区では当社のみ。またこの技術を応用して、現在では物流倉庫や病院、飲食店などの総合衛生管理を事業とする子会社、中部環境サービス株式会社を設立し防除作業を行っています。 私はこの会社に所属し、港湾エリアの物流倉庫や食品工場の有害生物防除に携わっています。簡単に言うと、流通前の食品原料に対する害虫駆除と保管管理のアドバイス。お客様の施設を訪問・点検し、生物等から受ける被害やさまざまな困りごとに対して、日々アイデアを提案しています。学生時代の研究を通して身につけた調査手法の基本を生かして、今は社内の研究会にも参加。お客様の課題解決のための新たな対策を生み出すチャンスと捉え、ゆくゆくは製品化までも実現したいと思っています。中部環境サービス株式会社営業第一部中部大学 応用生物学部 環境生物科学科2009年度卒業 すがや ゆうたろう菅谷 侑太郎さん幸友会会員企業を訪ねて会員企業の魅力とともに、中部大学卒業生を紹介する「幸友会会員企業を訪ねて」。現在活躍中のOBに、会社の特徴とご自身の仕事への想いを語っていただきました。専門技術を駆使したサービスで港湾の物流を支え、暮らしを守る。お客様の困りごとは多種多様。あらゆる相談に真摯に向き合う。安全かつ効率的に港の業務をサポートしています。巨大なガントリークレーンのメンテナンスは東海地区シェア100%。[住所]〒455-0032 名古屋市港区入船二丁目4番31号[電話]052-661-7231(代表)[代表取締役社長]大杉 誠 [創業]1949年10月1日http://www.chubushizai.co.jp/事業内容●港湾荷役搬送機械メンテナンス ●穀物サイロ等プラント設計・施工 ●海上コンテナ修理・洗浄・改造販売 ●総合衛生管理(有害生物防除) ●自動車・建設機械等整備 ●植物検疫防除・文化財保存 ●石油販売 ●塗料販売 ●廃棄物の収集運搬 ●ビルメンテナンス など中部資材株式会社FILE 01会員企業紹介くんじょう28

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