幸友19
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 東京一極集中による地方消滅の危機が叫ばれる中、地方創生といった言葉を耳にする機会が増えています。地方創生を平たく言えば各地方自治体が、それぞれの地域の特徴や強みを最大限に活かして、魅力あふれる自律的で持続可能な社会を形成していく中で、首都東京への人口一極集中と地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を押し上げていくことが主たる目的だと思います。 私たちの住む春日井市は、人口31万人を有する住宅都市として現在も微増ですが人口の増加を続けています。しかし人口の推移は2020年を境に緩やかに減少していくと見込まれており、今後も地方自治体として持続的な成長を続けていくためには、地域の魅力を磨き将来を見据えた施策が必要です。 本市の大きな魅力であり強みのひとつが7学部32学科、約12000人の学生が集い学ぶ中部大学を有していることであり、本市と中部大学、春日井商工会議所による産学官連携のもと産業振興や文化振興などの施策を展開しており中部大学から多大なお力添えを頂いています。 また近年、私たちを取り巻く社会は、様々な分野で技術革新が加速度的に進化を続けておりグローバル化の波も伴って、市民ニーズは多様化してきております。その社会環境の変化をより早く的確に捉えて施策を進めていくに当たっても、柔軟な発想力や行動力を持つ学生が多く集い、現代社会のニーズを的確に捉えた学部の増設を進める中部大学とのより緊密な連携は不可欠なものであります。今後も地方創生に向けて次世代を見据えた選ばれる自治体であり続けられるように産学官連携を深めていけるよう微力でありますが私自身も努力をしてまいりたいと思います。幸友会会員の皆様より寄せられた原稿をご紹介する「メンバーズサロン」。今号も、地域の発展を願う気持ち、大舞台での思い出や歳を重ねて思うことなど、皆様のお人柄を身近に感じていただけるメッセージが揃いました。メンバーズサロンでは、会員の皆様からの原稿を募集しています。テーマは自由です。日頃思っていることや趣味のこと、昔の思い出話や体験談、エッセイや人生訓など、短文でも構いません。文字数は600字程度で、タイトルをつけてお寄せください。また、本文に関するお写真等がございましたら、一緒に幸友会事務局までお送りください。ご応募をお待ちしております。投稿募集産学官の連携による地方創生春日井市議会議長 林 克巳 はやし かつみ43

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