幸友19
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 愛知県瀬戸市発祥の当社は、昭和23年に陶器でできた開閉器の製造・販売が起源となります。以来、全国7拠点の工場と44箇所の営業所による社員1725名と成長しました。近年では、電機機器、配電盤、制御盤の海外を含めた製造系会社や、通信機器販売会社、工事会社で構成された日東工業グループとなって、電機・通信業界における製品・サービスづくりに総合力で取り組んでいます。電気設備への要求は、世の中の情勢とともに変化します。たとえば、かつて省エネ法が改正されるとエネルギー監視システム(EMS)が、また携帯電話の普及期では通信基地局の需要に伴い、より高性能な屋外電源が、さらには電気自動車が走るようになった時には充電スタンドなど、当社は社会のトレンドに合うように製品を送りだしてきました。そこには当社の創業者・加藤陽一が残した「本すじを進もう」(遠回りを恐れず、あるべきことをすすめよう)という理念が今も生き続けていると思います。 私は主にEMSの企画・開発に携わってきました。EMSとは配電盤などで電力などの計測・通信装置を取り付けて、電力や設備の状況を把握・対策するためのエネルギー監視システムのことです。また、屋外電源に関しては、落雷で基地局が停電した際に、設備の電源を自動復旧させる装置の開発も携わりました。いろいろ苦労はありましたが、この仕事の喜びといえば、やはりご注文をいただいたときです。ご注文とは、自社の製品をお客様が認めてくれた証です。ですから開発者としては、営業マンの「受注」を聞くことが何よりうれしいのです。私は日東工業に勤めて25年以上が経ちました。商品開発のリーダーとなってからはお客様にも会社にも恩義を感じます。今後の目標は当社を昔から支持してくださるお客様へ、より安心・便利な製品をご提案すること。当社のコアな商材に電子・情報技術を組合せ、より付加価値の高いものを一歩二歩と前進させてゆきたいと思います。 かとう ひろひさ    加藤 浩久さん日東工業株式会社電子機器開発部 担当部長中部大学工学部 生産機械工学科1988年度卒業[住所]〒480-1189 愛知県長久手市蟹原2201番地[電話]0561-62-3111(代表)[取締役社長 COO]佐々木 拓郎 [設立]1948年11月http://www.nito.co.jp/●高圧受電設備、分電盤、ホーム分電盤、光接続箱、金属製キャビネット、樹脂製ボックス、システムラック、ブレーカ、開閉器、充電スタンド、熱関連機器などの電気機械器具製造、販売●発電および売電事業「優良な製品を以て社会に貢献し、 生産性向上により会社と従業員の発展繁栄を期する。」日東工業株式会社創業時から守り継いできた品質第一の姿勢。自社のコアな商材を付加価値の高いものへ前進させたい。充電器使用例高圧受電設備使用例事業内容社是File 0229

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