幸友18
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ミニ講演会会場:体育館中部大学管財部生命健康科学部清水建設株式会社応用生物学部スマートグリッドシステムの構築について呼気を用いる治療薬物モニタリングの可能性複数施設の電力使用を適切に制御するスマートグリッドの構築とともに、ムダのない節電活動の活性化を目的に、2012年から清水建設株式会社と中部大学で3年間の共同実証として始まったキャンパススマートグリッド。取り組みの背景には、学部・学科増設による消費電力の増大に伴う、契約電力超過と電力インフラ容量の限界があったことを説明し、「教育に必要な電源の確保と経費削減に繋げていきたい」と講演を締め括りました。吐き出す息に含まれるガスには、大きく分けると2つのタイプがあります。「体内の細菌によって作り出されるガス」と「体内の代謝によって作り出されるガス」です。講演では、呼気成分の臨床的意義と既に実用化されている呼気検査について説明。呼気成分の分析・測定によって明らかとなる体内の変化を、病気の診断や予防、病態把握に役立てようとする研究や簡易な測定機器の開発が盛んに行われていることを紹介されました。今なぜ中部大学がスマートグリッドに取り組むのか呼気成分を測ることによってわかる体の動き中部大学キャンパススマートグリッドの導入とエネルギー教育の構築呼気成分分析と健康管理・医療への応用中部大学管財部 担当部長吉崎 真琴生命健康科学部 学部長近藤 孝晴技術戦略室 主査岡澤 岳氏食品栄養科学科 教授山本 敦キャンパス版スマートグリッドシステムの概要と機能を説明し、導入効果と利用者協力型デマンドレスポンスによる節電効果を紹介した。血液による治療薬物モニタリング(TDM)は、医療スタッフと患者双方にとって大きな負担となるが、血液の代用として呼気によるTDMの研究を紹介した。工学部応用生物学部中部大学のエコキャンパス活動とエネルギー教育の紹介如何にして呼気中の薬物を捕捉するのか?機械工学科 教授行本 正雄特任研究員井上 嘉則春日井市と地球温暖化防止計画推進事業(環境省GPP事業採択)を推進する中部大学が、省エネルギー活動を地域へと広げるために取り組んでいる教育活動などを紹介した。呼気中に排出される薬物は微小な水滴(ミスト)中に存在する。極微量の非揮発性薬物をミストから効率良く捕集するのに好適な吸着剤の開発について紹介した。中部大学フェア2015 —人づくり・モノづくり・コトづくり・夢づくり—演 題1演 題241

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