幸友18
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ます。また、中小企業では頑張れば出世が早いということがあげられます。ただ逆に有名大学出身だから出世できるという保証はありません。また、今は大手でも創業当時は従業員が数人だった企業だってあるわけです。中小には本人次第で学ぶべきことが多いと言えます。いろんな企業の社長との交流や異業種交流もあり、社長と話す機会が多くあります。中小だからこそいろいろな経験ができるという点はあるでしょう。そういった魅力をレクチャーできる場があれば、ぜひお願いしたいと思いますね。木野瀬 ありがとうございました。先ほど市原さんが言われましたが、大学が行うキャリア教育に対して、我々がサポートできることもあるはずです。また、宮田さんの話のように、不言実行館を実験道場として活用する。生のキャリア教育を我々の手で行う。学生のサークル活動が企業と結び付くこともあるかもしれません。野村さんからは終身雇用の話がありましたが、我々中小企業は一生関わり合うつもりで学生を受け入れています。また、岡部さんが言われたように、大企業にはないメリットが中小企業にはあります。どんな就職戦線になろうとも、時期の問題ではなく、我々企業が自信を持ってしっかりしていれば必ず学生は選ぶ、そういう気概を持って採用活動をしていきたいと思います。本日はありがとうございました。新卒採用の実態とホンネ〜就職活動時期の変更に、私たちは何を目指すべきか〜特集■企業が学生へ求めること&伝えたいこと ※中部大学・学内企業説明会でのヒアリングより「これから訪れる時代を見据えた就職先の検討も大切」(建設コンサルタント)「お互いを知るために、知りたいことは素直に質問をしてほしい」(インテリア)「就職活動で大切なのは、本音と強気と自分の意思です」(機械設計)「何ができるかよりも、何がしたいのかで就職活動を」(建材・エクステリア)「自分のモノサシで感じたことを大切にした企業選びを」(建設業)「企業と学生が触れ合う機会だからこそ、普段の自分をアピールしてほしい」(ホームセンター)「本当に自分のやりたいことを探し出すための質問をしてほしい」(食品)「ネットの情報だけでなく、自分の目で確かめて企業研究をしてほしい」(メーカー)10

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