幸友17
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 人生には、さまざまな出会いが有ります。私の人生に幅を持たせていただいた、多くの師との「出会い」。父が若くして鬼籍に入り、経営者としての資質を全く持っていなかった私に、根気よく理解する迄指導して下さった「先生」。経営者として決断をする時だけでなく、愚かな私が「人生の曲がり角」に来た時に、何時も親身になって、運勢、方位、易学まで調べていただき、私の決断を支えて下さった恩師との出会いがなければ、今の私も今日の弊社もなかったと思います。 私の趣味はゴルフですが、特に運動神経も良くなく、ただのアベレージゴルファーだった私が「師匠」と出会い、さほど猛練習をした訳でもないのに、シングルプレーヤーの仲間入りをさせて頂きました。ゴルファーとしての人格、マナー、エチケットも学ばせていただきました。 「師」との出会いによって、会社を発展させる事ができ、良き経営者仲間とも知り合え、将来の夢を語り合い、実現すべく行動を起こしています。私の夢は「日本一の企業内容を誇る会社」にする事です。 ゴルフ仲間とは、国内遠征、海外遠征を行ない、ゴルフだけではなく、行く先々の伝統・文化に触れ、「感動」しています。多くの友人から刺激を受け、充実した時間を過ごす事の幸せを感じています。最近つくづく「出会い・ご縁」とは不思議な物だな、と感じます。 「師」と出会ったお蔭で、私は活動的で、明るい性格になったと思います。出会いを大切に自信を持って堅実に前進して行くつもりです。 今後は、私が今日まで頂いた「ご恩」に感謝し、後に続く若い人達に少しでもお返しできます様精進してまいります。 早いもので東日本大震災から3年半もの年月が経過いたしました。阪神淡路大震災をも圧倒的に凌駕する未曾有の大災害だったわけですが、その後も我が国では嘗て経験したことのないような自然災害の発生が続いています。今年も2月に関東地方を襲った大雪に始まり、相次ぐ大型台風の上陸、豪雨による大規模土砂災害など、想像を絶するような異常気象に見舞われました。国土の脆弱性や地球温暖化の進行を考えますと、異常気象の影響が今後更に大きくなっていくことは避けようもなく、必然的に地域社会の皆様の私ども損害保険業界に対する期待も益々高まっていくものと考えております。 私どもの会社では現在、「良い会社を創ろう」という取組みを進めています。「良い会社」とはどのような会社かと考えてみますと、地域社会の皆様から期待される役割をきちんと果たし、責任を全うしている会社ということだと思います。これを我々損害保険業界に当てはめますと、有事に備えるという意味での事前の安心と有事が出来した場合の対応という意味での事後の安心の両面において信頼され、真にお役に立っている損保ということになります。 50代の半ばを迎え、世のため人のために尽くしたいとの思いが年々強くなっております。東海地震や三連動地震発生のリスクが高まる中、何かあったら真っ先に相談したい損保、いざという時に一番頼りになる損保を目指し、不断の努力を積み重ねて参ります。出会い・ご縁世のため人のために鷲野 光司堀 真名古屋特殊鋼株式会社代表取締役東京海上日動火災保険株式会社執行役員名古屋営業第二部長わしの  こうじ   ほり  まこと44

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