幸友14
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てくるのではないでしょうか。そして、中部大学の取り組みが社会的に評価され、他の大学が真似をするくらいになってほしいですね。三浦 幸友会には約760社の法人会員様がいらっしゃいます。幸友会と大学との結びつきを強化していくことが企業に対する本学の姿勢にもなりますので、企業からのご提案をお聞きしていきたいと思います。具体的なご提案やご要望がありましたらお願いします。笹川 卒業後の活動評価にもつながるかもしれませんが、OBの人たちとの交流の場、つまり自分たちの先輩が会社でどのように働いているのか、また、その会社だけでなく社会とはどういうものかを意見交換する場を幸友会企業で持たせていただければと思っています。先ほど1年生のときに勉強する癖を身につけさせていただきたいと申し上げたのは、大学4年間の勉強の仕方ではなく、生涯を通して勉強するという気概を身につけさせていただきたいという意味です。またインターンシップとは、学生の間に社会の匂いを少しでも嗅ぐことによって、自分の知らなかった緊張感が社会に出たら待っていることを知る大変重要な機会です。4年間の大学生活において、本当に短い1カ月間でも経験していただければ、社会に出てからのギャップも少なく、スッと入っていけるのかなと思っています。牧野 私としても、もっと積極的な企業訪問を勧めます。各企業には相当数のOBがいますので、さまざまな年齢層の人との意見交換をすることによって社会との親近感も出てくると思います。できればゼミの先生にご協力いただいて、ゼミ単位での企業訪問が良いと思いますね。不特定多数で集まった学生の集団ですとやり取りや交流が希薄になってしまいがちですが、ゼミの先生による引率での少人数単位でしたら、我々としてもその後のフォローアップがしやすいと思います。木野瀬 インターンシップについては、幸友会の企業なら遠慮することなく、多少強引にお願いしてもいいと思います。我々としても受け入れること自体が、企業の社会的貢献やCSRにもつながります。さらに、社員が学生の皆さんと接点を持つことは、社員の視野を広げる効果も生み出します。そんな交流が、もっと当たり前にできるよう、ぜひとも会員企業を活用してください。三浦 それでは最後に、中部大学および幸友会が目指す姿についてお聞きしたいと思います。山下 いまの私の心境と言いますか本学の状況は、課題をどんどん見つけていく課題探索が重要だと思ってスペシャル座談会DISCUSSION 2011大学と企業との連携を強化するために第3章中部大学および幸友会が目指す姿とは第4章08

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