幸友14
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 厳しい状況が続いていた経済環境が少しずつ緩和傾向に転じた矢先、東日本大震災という未曽有の災害に見舞われた直後の開催となった第23期幸友会総会。新たに会長に就任された松尾隆徳氏の「中部大学と我々地元の企業が手を取り合って、この地方の産業発展をリードしていきたい」という、頼もしい抱負で幕を開けました。 続く山下興亜学長からは、今年度新たに設置された「経営会計学科」と「スポーツ保健医療学科」の紹介、自身が室長を務めるディプロマ戦略室の取り組みと今後の展望など、ますます力強く歩を進める中部大学の現況が報告されました。さらには、第22期事業報告・収支報告と第23期事業計画・収支予算報告がおこなわれ、前幸友会長の清水勲氏より、会員企業の皆様にお礼の挨拶がなされました。 総会終了後は、日本を代表する造園家であり、環境問題を中心に産業界、経済界でも幅広く活躍されている涌井史郎氏による講演会を開催。「環境に対する企業の取り組みについて」を演題に、私たちの生活に切っても切り離せない「環境」という問題を、幅広い見地と角度から考察。今後、環境問題を新たなアプローチで考え、行動に移していく必要性を説かれました。 最後に、会場を移しておこなわれた懇親会では、終始和やかなムードのなか、大学と会員企業、あるいは会員企業間の交流が図られました。平成23年4月27日(水)、名古屋東急ホテル・バロックの間にて、「第23期中部大学幸友会総会」が開催されました。総会の1カ月半前には、東日本大震災が発生したこともあり、参加者の間では震災について語り合う場面が見受けられましたが、その多くは被害を悲観するに留まらず、今後を見据えた前向きな発言も目立っていました。中部大学幸友会総会報告震災の悲しみに暮れることなく、次なる一歩を力強く踏み出す。第23期厳しい逆風にも負けない、力強い挨拶と報告。新会長に就任した松尾隆徳氏。35

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