中部大学教育研究20
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資料作成補助を依頼されたことから始まった。伊藤先生は和崎先生の音声付きパワーポイントのデータをそのまま動画として作成できないかと努力してくれたのだが、和崎先生のデータが古いバージョンのパソコンで作成されたせいか、どうしても動画に変換できなかった。そのため、地域研究入門とりまとめ役の私に和崎先生のデータをDrop-boxにアップロードするので受け取ってほしいとのことだったが、私はそもそもDrop-boxとは何かを知らなかった。そこで講習会で教えていただくことになったのだった。伊藤先生はこのようにみんなの相談所、駆け込み寺となってくれていた。第11回遠隔授業講習会★出席は任意(絶対に無理されませんように)・日時:6月24日(水)15時30分~・場所:20号館12階大会議室(窓を開けて間隔をあけて着席、マスク着用)・内容:授業紹介(加々美康彦先生)第11回は、加々美康彦先生にCoursePowerを使ったご自身の「国際法」や「環太平洋から学ぶ」などの授業内容を紹介していただいた。これは伊藤正晃先生からのリクエストだった。加々美先生は昨年度と同じ質でオンデマンド授業を行うというコンセプトのもと、そもそも素晴らしい内容とオンデマンドならではの工夫の両方を披露していただいた。熱心な学生にもまたそうでない学生にも双方に喜ばれる内容と工夫であった。第12回遠隔授業講習会★出席は任意(絶対に無理されませんように)・日時:7月1日(水)16時00分~・場所:20号館12階大会議室(窓を開けて間隔をあけて着席、マスク着用)・内容:授業紹介(高先生)第12回は、講習会前の主任会議が遅く始まるため、講習会の始まりを30分遅らせて4時からとした。講習内容は、急なお願いを聞いていただいて、高先生からGoogleClassroomを使ったご自身の「国際関係学入門」の授業内容を紹介していただいた。音声付きの資料が学生に好評なこと、熱心な学生には英語のオプション課題を出していること、基本的には課題を出しすぎないように注意していること、CoursePowerとGoogleClassroomの比較など、オンデマンド授業に関わる資料と工夫と実感と教訓などさまざまな内容であった。私もこの授業を受けたら賢くなれるのではと心から思えた授業紹介であった。遠隔授業方法伝授にもまして、各教員の授業内容を知ること自体も重要だと認識できた。第13回遠隔授業講習会と国際関係学部「懇話会」合同会★出席は任意・日時:7月15日(水)15時30分~(退出自由)・場所:1011教室分散して座る・内容:成績評価、補講、授業に対する提案、学生の情報共有、その他・参加スタイル:(下の二つのうちどちらか)①大学に来て出席[マスク着用]②自宅などからZoomで参加第13回を行なう予定だった7月8日(水)は大雨のため中止・延期となった。第13回は翌週の7月15日(水)に、主任会議提案の国際関係学部「懇話会」と合同で行なった。Zoomでの参加もあり、いつにもまして盛況であった。参加された先生方から、現在の授業の状況、成績評価の方法、困っていることなどをお聞きした。まずは学生に不利益が出ないような対応をすること、さらに、音声付き授業の重要性やGoogleClassroomを学ぶことの必要性が確認された。秋学期の授業体制がどうなるかまだはっきりしていないが、おそらく遠隔授業が不要になることはなく、そのためこれまで行ってきた遠隔授業の(少しずつの)レベルアップが求められる。学生の満足度を高めるためにどうすればいいか、今後も検討することになった。この回の各学部教員の意見はのちの「3国際関係学部教員による春学期のまとめ」において詳述する。第14回遠隔授業講習会★出席は任意(絶対に無理されませんように)・日時:7月29日(水)15時30分~・場所:20号館12階大会議室(窓を開けて間隔をあけて着席、マスク着用)・内容:秋学期授業に向けてのアイデア交換、その他7月22日(水)は、同時間に中部大学国際人間学研究科主催第13回教員研究発表会が開かれ、平井先生(「現代沖縄の神々と聖地」)と岩間先生(「日本におけるヴェトナム戦争報道」)による発表があったため、講習会をお休みとした。7月29日(水)に開かれた第14回講習会は、前回と同じく、Zoomでの参加も可能にした。内容は、秋学期の授業や成績評価に関する意見交換であった。その結果を踏まえて、次回は実際にパワーポイントに音声中部大学教育研究No.20(2020)―84―

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