中部大学教育研究20
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「インターネットの回線が途中で切れても、集中力を落とさない。」(第8回授業)授業・学習時間の達成感を5段階評価で表す問いに対しては、1720件の記録があり、約97.1%(1671件)が肯定的な反応を記していた(図20参照)。学生の記述コメントには次のようなものがあった。「Brixで練習をしていると、発音が非常に身についた気がする。Brixは点数表示があり、何度も挑戦しやすい。そしてモデルを聞き、モデルに近づくまで練習できて良かった。」(第1週自主学習時間)「発音を意識した。時間が足りず、課題はあまり進められなかったが、発音の確認をじっくりとできたので良かったと思う。」(第3回授業)「Brixでシャドーイングの練習を開始してから、例文の発音の点数が上がった気がする。今までアクセントの位置を勘違いしていた単語を見つけることができ、正しい発音を覚えることができた。」(第6回授業)「英語面接は緊張したけれど、頑張って話すことができた。もっとAllen先生と話したいと思った。」(第12回授業)「複数形についてよく分かった。可算と不可算の使い分け方、辞書での確認のしかたもよく分かった。中学、高校でやったこともきちんと復習できたし、発展のさせ方も分かった。」(第12回授業)学習時に講義資料LectureNotes(LN)の内容を活かそうと意識したかという問いに対しては、1026件の記録があった。授業初日から15回目の授業までLNは35件を数えたが、94.8%(973件)がLNを学習に反映しようと意識したと記録していた。(図21参照)LNに関して、SRFには次のようなコメントが残されていた。「前回までに配られた発音のLNも見て復習しながら進めることができた。thの発音を時々忘れそうになったが、そのつど確認して発音できるようにした。徐々に意識しなくてもできるようになってきたので、正しい発音に慣れていきたい。」(第3週自主学習時間)「brixでLNに書いてあったことを意識して取り組めた。」(第6回授業)「LNに紹介があるYouTube動画で、英語ネイティブの講師が言っていることがだいたい分かるようになってきた。」(第7回授業)「/L/と/r/の発音を意識してやっていたが途中でゴチャゴチャになってしまったので、もう少し時間をかけてLNを参照しようと思った。」(第7回授業)「中学校の頃から複数形の法則が曖昧だったが今回のLNでそれがよく分かった。」「和製英語についてLNに丁寧に書かれていて、日常で使っているカタカナの言葉について詳しく調べてみたいと感じた。televisionをテレビで区切った勇気について、先生が説明していた所がおもしろかった。和製英語のままでは英語としては意味が全く通じないことも、その通りだなと感じた。授業で学習した一部、ランドセルやホチキスを調べてみた。由来が分かりおもしろかった。」(第8回授業)「LNの定期的な復習が必要なので、忘れずに行いたい。」(第9回授業)「LN#21にもあったように、歌を覚える感覚で単語を学んでいけるように、日ごろから耳を慣らしていきたい。」(第11回授業)「LNからリンクされているYouTube動画をとにかく長く見て、実際の口の動き、舌の動きを入念に確認した。今まで習った舌の動きを復習することができた。」(第12回授業)「発音、アクセントだけでなく、英語表現とマナーについて学ぶことができとても良かった。」(第13回授業)「LNに書かれていることをしっかりと頭に入れて、意識しながらGlexaの課題に取り組めた。」(第16回授業)ブレンドから遠隔への最適化―63―図21学習におけるLectureNotes反映意識図20授業・学習時間における達成感

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