中部大学教育研究20
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AProposalforUsingGoogleClassroomtoImplementaContent-BasedIntegratedEnglishCourse―43―中部大学教育研究No.20(2020)GoogleClassroomを使ったContent-Based総合英語授業の提案キンググレゴリー*1・キャンベルクレイトン*2*1中部大学人文学部英語英米文化学科准教授*2中部大学人間力創成総合教育センター語学教育プログラム(英語)助教要旨COVID-19パンデミックの突然の始まりは、2020年度の学年初めと一致したため、多くの大学が対面授業からオンライン授業への変更を余儀なくされた。このため、オンライン学習形式をサポートするために、カリキュラムを大幅に作り直す必要があった。この論文では、対面式の言語統合学習英語(CLIL)クラスを管理可能なオンラインバージョンに変換する際に直面した課題と、成功への洞察をまとめている。課題の一部には、学生関与の管理、デジタルプラットフォームでのテストの実行、通常実現される学生間コラボレーション欠如への対処、教師と学生の直接のやり取りの不足などが含まれる。学生にも教師にも、難しい学期であったが、いくつかの肯定的な良い結果も認めることができた。学生は自分の家からのプレゼンテーションのほうがより快適であるように見受けられることも多く、教師とのコラボレーションとタスクの共有が高く、カリキュラムの大部分が高いレベルで正常に機能した。また、GoogleClassroomでのオンラインコースの作成に関連する詳細に加えて、標準の対面授業でオンラインコースの一部を利用することに関する考察も含めた。公衆衛生における現在の不確実な状況を考慮し、将来を見据えたアプローチの一つとしては、潜在的な不測の事態に対するカリキュラムの将来性を確保するために、オンライン形式に変換されたコースワークを含めることが望ましいと考えられる。キーワード英語教育、オンラインラーニング、遠隔授業、GoogleClassroom、言語統合学習英語(CLIL)

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