中部大学教育研究20
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3.3看護研修の内容と学生の様子本研修日程を表2に示す。<8月31日>中部国際空港を出発、成田を経由しロサンゼルス空港に学生20名と教員、全員無事に到着した(写真1)。研修校まで迎えのバスで行き、それぞれのホストファミリーに迎えられて、各自の滞在場所に向かった。一組のホストファミリーが、直前にご家族の健康上の理由で学生を受け入れられなくなり、変更となった。しかし、ホームステイ担当者キンバリーさんの手配により、ほかのホストファミリーが一手に4人受け入れてくれ、事なきを得た。急にホストファミリーが変更となり不安な表情だった学生も、迎えに来てもらったホストにWelcomeflowerをいただいて感激していた。<9月1・2日>現地での第1日目はまず現地生活を体感し、ホストファミリーから通学路やバスの乗車方法を習うための日であった。2日目はアメリカの祝日にあたるため、オプショナルツアーとなった。実は学生の約半数は初海外だったため、筆者らは長時間のフライトの疲労やホームステイ先での気疲れを案じていたが、広大な2つのパークを早朝から夜まで楽しむ学生の笑顔とパワーを見て安堵した。<9月3日>現地の学生は新学期が始まったばかりで、キャンパスは活気があり、本学の学生が道を尋ねると、集合場所まで連れてきてくれたほど親切で、日本人留学生もいた。キャンパスは樹木のグリーンと空の爽やかなブルーのコントラストが大変美しく、日本の湿気の多い暑さとは違って心地よかった。研修初日の午前はCSULBでのオリエンテーションをCSULBのCollegeofProfessionalandInternationalEducation(CPIE)のコーディネーターのカレンさんから実施してもらった。その後、CSULBの学生2名に大学内の施設を案内してもらい(写真2)、滞在中に使用できる学生証(Longbeach市内のバスが無料になる特典付き)の発行を手伝ってもらった。本学のキャンパスも広大であると自負していたが、CSULBは予想を大きく上回る広大さ(しかも平地)であった。万歩計では1万4,000歩もあり、運動靴が必須だと思った。午後はCSULBに隣接するVeteranAffairesとFisherHouseを訪問した。Veteranとは、退役軍人のことを指し、VeteranAffairesは退役軍人のための中部大学教育研究No.20(2020)―132―表1ロサンゼルス看護研修前後のスケジュール表2研修日程写真1ロサンゼルス空港に元気に到着

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