中部大学教育研究20
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育てすくすく育て隊の学生(以下、PY学生)、スポーツ保健医療学科の救急救命コースの学生(以下、LE学生)が子育てセミナーのサポートスタッフとして、協同することとなった。また、3学科の学生が協同し、お互いの学びを共有することで、学生の人間力育成への貢献も期待するとともに、子育て支援の新しいアイデアの創造も期待された。3実践結果2019年度は図1に示す通り、主には、学生スタッフの募集、事前教育、子育てセミナー4回、大学祭での合同活動報告会というながれで開催した。3.1事前教育の様子事前教育で学生は、保健看護学科の横手准教授より、本セミナーの目的とプログラム、学生スタッフとしての役割、乳児の成長発達について講義を受けたのちに、赤ちゃん人形を使用して実際の母児のエクササイズを体験した(写真1)。事前教育①はLK、PYの学生にとっては復習といってもよい内容だったが、LEの学生にとっては未習の内容であり、乳児の発育発達を簡潔に示した配付資料が好評であった。3学科の学生の日程を調整することに苦慮したため、全員が同一の事前教育を受けることができず、この点に関しては、今後改善の余地がある。中部大学教育研究No.20(2020)―94―図12019年度3学科協同による「子育てセミナー」の実施計画第1回(6/20):母児のエクササイズ+ママ&ベビーのためのアロマ<講師:山下>第2回(7/11):母児のエクササイズ+赤ちゃんの発育発達とおもちゃ<講師:千田>第3回(8/7):母児のエクササイズ+おっぱいと離乳食<講師:山下>第4回(9/12):母児のエクササイズ+赤ちゃんのもしものときの備え<講師:北>※母児のエクササイズは横手が指導※各回終了後に参加学生による気づき・学びを共有レポート提出会場設営・学生指導<岡倉、中山>写真1赤ちゃんモデルを使ったLK学生への指導の様子

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