中部大学教育研究19
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2.8自由行動研修2日目および4日目に、それぞれ半日ずつ自由行動時間が設けられた。学生は、映画のロケ地ともなったグリフィス天文台で夜景鑑賞、ハリウッドでのショッピング、サンタモニカで夕陽を眺める、アウトレットモールでのお土産探しなど、思い思いに楽しいひと時を過ごしていた。ファストフード店での注文や硬貨の使い方に戸惑う、呼んだはずのタクシーが来ず門限に大幅に遅刻するなどの出来事もあったが、いずれも学生にとっては貴重な学びの経験となったようである。3研修に対する学生の意見・感想帰国後学生に実施した、本研修内容についてのアンケート結果を表1に示す。回答は参加した学生25名中24名から得られた。学年では1年生が最も多く、卒業後の進路としては消防官や救急救命士を目指す学生の割合が最も高かった。訪問場所については「良かった」と回答した者、実施時期・期間共に「適切」と回答した者、金額について「適切」と回答した者の割合が最も高かった。満足度ベスト1の訪問場所として「AMR」「ファイアーステーション」を挙げた学生の割合が高かった。消防官・救急救命士を目指す学生が多く参加していたことに加え、職員との交流や実習体験があったことで、学生の関心が更に高まったためと考えられる。研修全体の満足度としては、平均は90点台であった。60点と答えた学生もあったが、つまらなかったという消極的な感想ではなく「今後の目標を明確にでき、普通では学べないことを学べた。今後更によりよい研修を実施してほしい」との意見であった。他の学生からは「現場を実際に見て、話を聞き、質問できて体験もできるのだから、費用以上の価値があると思う」「初めての海外研修で不安があっても、友人、先輩後輩、教員、添乗員がいて相談できるので安心だった」等肯定的な意見が多く聞かれた。研修の改善点で多く挙がっていたのは「運動指導に関する企画を増やしてほしい」というものであった。今回の研修はパラメディックと運動指導の混合プログラムであったが、パラメディックの企画が多く、運中部大学教育研究No.19(2019)―52―写真9FMSの体験写真10サンタモニカビーチにて表1研修内容についての学生アンケート結果

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