中部大学教育研究18
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社会貢献、管理運営)に関連した教育学をはじめとした系統的な理論の講義を受講する場として、2014年度から毎年、教職員を対象に募集し、組織や個人単位での教育力向上を目的として利用されている。10)CUルーブリックライブラリ教育の質保証を目指す上での成績評価方法の1つであるルーブリック評価の支援のために、ルーブリック表の「蓄積」から「共有」、そして「作成支援」に繋げることを目的として、2016年3月に「CUルーブリックライブラリ(ChubuUniversityRubricLibrary)」の運用を始めた。教職員は簡単に個人ライブラリーとして登録することができ、他の教職員でも公開用のルーブリックについては授業形態(講義、ゼミナール・演習、実験・実習、卒業研究、その他)、評価対象(レポートや記述問題、実技、グループワーク、ディスカッション)に条件を設定して検索することができるシステムである。2018年3月までに、非公開を含めて16件の登録があった。教育の質保証だけではなく、学習意欲にもつなげるルーブリックの考え方を教職員に伝えるためにも有効なシステムである。11)教育活動顕彰制度「教育活動顕彰制度」(以下、「新制度」という)は、2002年度に施行された「教育活動・改善表彰制度」(以下、「旧制度」という)を評価・点検、課題の改善を行い、新たに2008年度から施行したものである。これらの新旧の表彰制度は、個人や組織が最善と考えられる教育活動・改善を推進し続けることを推奨し、その業績の顕著な教員・組織を顕彰する制度の導入が本学の発展のためにも必要であろう。旧制度では個人(専任教員)のみが表彰対象であったが、新制度においては旧制度に準じた総合ポイントによる教育活動優秀賞と、学部・学科等組織的な取組みやグループや非常勤講師も対象とした特筆すべき教育実績を顕彰する教育活動特別賞を設置した。表1は、新制度になってからの5年間の受賞者と2013年度からの5年間の受賞者数である。表1.中部大学教育活動顕彰制度年度別受賞者数※本制度では、学部に所属しない教員について評価する学部を別途定めており、「評価学部」という。―79―教育活動顕彰制度受賞者属性(評価学部)2008~201220132014201520162017合計教育活動優秀賞工学部205333438経営情報学部71022012国際関係学部61112112人文学部112332122応用生物学部62124116生命健康科学部71030011現代教育学部52412115全学共通教育部(教養教育部)42222214小計661614171710140教育活動特別賞個人3000205組織・グループ3120017小計61202112合計721716171911152

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