中部大学教育研究18
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1はじめに2018年2月上旬から3月中旬まで、交換客員教授(第14代RobertGliddenVisitingProfessor)としてオハイオ大学に派遣された。本学とオハイオ大学の繋がりは長く強く、今回客員教授としてオハイオ大学やオハイオ大学のあるアセンズに滞在できたことは、大変幸運なことであった。本稿では、現地で体験したことについて報告したい。2RazakHouseアセンズでの滞在先は、かなり恵まれていた。事前に聞いていた話では、キャンパス近くのアップタウン(アセンズでは、ダウンタウンではなく、このように呼ぶ)にある学生寮BromleyHallに滞在することが多いそうだが、今回はキャンパスから少し離れたRazakHouseという戸建てに滞在することになった(写真1)。BromleyHallが満室だっため、このような対応になったらしい。キャンパスからは歩いて20分ほどの距離にあり、バスの路線(30分に1本)からも近く、閑静な住宅街に位置していたので、何不便なく、のんびりと過ごすことができた。写真1雪の中のRazakHouse1階には台所とダイニングと居間があり、2階には寝室が4部屋、さらに中二階(屋根裏)にも1つ寝室があった。地下には洗濯機と乾燥機が設置されていた。部屋数の多いRazakHouseを1人で独占するのは申し訳なかったが、広い台所を使えたのが嬉しかった。3YamadaInternationalHouseオハイオ大学にはYamadaInternationalHouseと名付けられた建物がある。NorthGreenにあるこの建物は、以前はBursonHouseと呼ばれていたが、2004年、中部大学とオハイオ大学との友好関係の印としての寄付により拡張された際、YamadaInternationalHouseへと名称が変わった。この名称は、山田和夫元総長にちなんで付けられたものである。建物の中央あたりには、その由緒を記した飾り板が掛けられていた(写真2)。写真2YamadaInternationalHouseの飾り板4PrettyAmbassadorsYamadaInternationalHouseには「中部大学ルーム」(写真3)があり、中部大学からの客員教授は利用することができる。筆者もこのルームを利用した。写真3中部大学ルーム―65―*人文学部英語英米文化学科教授《海外便り》オハイオ大学・アセンズでの滞在を振り返って柳朋宏*

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