中部大学教育研究17
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さった。夕方、OaklandCommunityCollegeに移動後、6:30から8:00にフルバージョン(50分程度)のプレゼンテーションを1回行った。まだ時差ぼけと睡眠不足の中、休憩時間にはほぼ全員くたくたで、机にうつ伏せ状態になっている学生も多く見られたが、いざ本番になると、全力で素晴らしいプレゼンテーションを披露し、発表後のアメリカ人学生との英語での交流も終始活発に行われた。SouthLyonHighSchoolでもOaklandCommunityCollegeでも、プレゼンテーションを聞きに来てくれ、交流ができたのは主に、両校で日本語を教えているMichaelRubida先生の授業をとっている生徒や学生であった。Rubida先生も必要な備品などもテキパキと準備してくださり、スムーズにプレゼンテーションを行うことができ、参加学生も大変熱心にプレゼンテーションに参加し、有意義な一日となった。写真2OaklandCommunityCollegeでプレゼンテーション後に3日目の3月17日(金)は、まず、在デトロイト日本国総領事館を表敬訪問した。静岡大学と交互に訪問することになっており、まず中部大学の25名が訪問した。デトロイトのダウンタウン中心部にそびえるGMルネッサンスセンターのタワー400の16階にある日本国総領事館で、円卓会談を1時間ほど行った。最初に、野田亮二主席領事からデトロイト市についての説明を伺った後、「10年後にはどのようなことをしていたいか」などの質問が学生一人一人になされ、学生も皆、しっかりした頼もしい応答をしていた。野田主席領事との記念撮影後、静岡大学の学生と入れ替わった。昼食後、デトロイト市内見学となった。小雪混じりの寒い午後であったため、デトロイト歴史博物館、デトロイト美術館、デトロイト市図書館と、建物内での見学となった。4日目の3月18日(土)は、HenryFordFactoryとFordMuseumを見学後、夕方からWardPresbyterianChurchで、デトロイト市民との文化交流を行った。静岡大学との合同交流は初めてだったため、中部大学の少林寺拳法と空手の披露は、デトロイト市民だけでなく、静岡大学の学生たちにも好評であった。5日目の3月19日(日)は、午前中にHolocaustMemorialを見学した。まず、中部大学と静岡大学だけでなく、他のアメリカ人の見学者と一緒に4つのグループに分かれて館内ツアーに参加後、参加者全員でHolocaustからの生還者の息子さんの話に耳を傾けた。午後には、モールでの買い物と夕食の後、午後6:30からワークショップを行い、翌日の成果報告会でのプレゼンテーションの準備を開始した。まず、4つのグループに分かれ、プログラム全体を通して、気がついた点、学んだ点、伝えたい点について話し合い、報告会で発表したいテーマを決め、発表内容(ActionPlan)を練り上げていった。日程表では、夜10時には終わることになっていたが、全てのグループがパワーポイント作成および英語原稿作成など真夜中まで準備が続いた。今村は深夜12時半に部屋に戻ったが、朝方3時半まで頑張ったグループもあった。6日目の3月20日(月)は、まず日本国総領事館・米国政府関係者・交流学校関係者等を招待した成果報告会で、グループごとに発表を行った。約10分の発表後、その内容について招待された日本国総領事館関係者等の方々との質疑応答となった。どのグループも堂々とした英語での発表および応答であった。その後、デトロイト市にある日系企業のUBEMachineryを訪問した。ここでも、一度に2グループ写真4成果報告会:日本国総領事館・米国政府関係者との質疑応答場面―185―対日理解促進交流プログラムカケハシ・プロジェクト派遣写真3在デトロイト日本国総領事館表敬訪問

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