中部大学教育研究17
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のぞんでいる可能性があることがわかった。平成28年度より35歳未満についてはブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数で算出され、この数値が高いほど、がんの発生率が高いとされている。200以上は禁煙治療の保険適用要件とされているが、未成年や若年者は200以上にならないために保険適用要件から除外されていた)200以上の要件が廃止され、若年者に対する禁煙治療が可能となった。よって、ニコチン依存にならないように禁煙支援・禁煙治療の情報を提供できる支援が重要である。表4-1タバコを吸ったきっかけ(喫煙経験のあるもの)表4-2タバコを吸った時期(喫煙経験のあるもの)表4-3禁煙への関心について(喫煙者のみ)3.5危険ドラッグに関する状況(図1~4)「違法薬物(覚醒剤・大麻・コカイン・シンナー等のこと)と危険ドラッグ(いわゆる、ハーブ・お香・アロマリキッド・バスソルト等のこと)の違いを知っているか」の質問に対し「よく知っている」「少し知っている」と回答したものは61.6%、「あまり知らない」「まったく知らない」と回答したものは38.4%であった。(図1)。「危険ドラッグに関して知っている内容」は、「依存性が高いこと」が89.3%で最も多かった。次いで、「精神症状を誘発する物質が混入していること」74.8%、「使用することや所持することは犯罪であること」63.6%であった。―148―中部大学教育研究No.17(2017)図2危険ドラッグについて知っている内容図1違法薬物と危険ドラッグの違いについて知っているか

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