中部大学教育研究17
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また、開放性においては受講群は授業前よりも後の方が高くなった(p<.05)。つまり、「自己開拓」を受けることで新しい経験に対する好奇心が高まることが示された。3.1.2自尊感情の変化自尊感情においては群と時期の交互作用が有意であったため、単純主効果検定を行った結果、受講群でのみ事前よりも事後で自尊感情得点が高くなっていた(p<.01)。これは、これまでの教育効果と一貫した結果となっている。つまり、「自己開拓」を受講することで、自分を肯定的に捉えられるようになり、自信を持てるようになることが示された。3.1.3進路選択に対する自己効力の変化進路選択に対する自己効力においては、受講群と統制群の間では差がなく、事前よりも事後で進路選択に対する自己効力得点が高くなる傾向が見られた(p<―102―中部大学教育研究No.17(2017)Cronbach .174.25(1.13)4.19(1.09)6.36*0.120.444.51(1.21)4.53(1.13).683.85(1.47)3.86(1.37)4.71*1.671.184.13(1.50)4.27(1.39).444.29(1.19)4.13(1.10)1.240.035.29*4.28(1.24)4.42(1.22).345.05(1.04)5.01(1.06)2.030.150.044.88(1.00)4.87(1.07).543.19(1.33)3.28(1.30)0.071.200.183.25(1.25)3.29(1.13).813.09(0.57)3.05(0.53)0.461.368.85**3.06(0.52)3.16(0.52).862.50(0.44)2.51(0.45)0.732.961.772.52(0.47)2.58(0.49).763.12(0.62)3.08(0.58)1.621.290.113.21(0.68)3.18(0.70).683.35(0.82)3.18(0.83)0.2712.42***0.293.38(0.90)3.25(0.90).763.26(0.80)3.14(0.74)0.052.571.243.23(0.84)3.21(0.88).682.74(0.90)2.81(0.73)1.824.57*0.172.87(1.03)2.97(1.04).753.15(0.83)3.16(0.76)0.290.551.083.24(0.94)3.17(0.88).692.89(0.81)2.94(0.80)0.015.76*1.542.83(0.77)2.99(0.86).782.98(0.75)3.07(0.78)0.007.68**0.782.94(0.77)3.11(0.86).732.98(0.85)3.03(0.81)0.057.03*2.592.89(0.80)3.08(0.90).603.00(0.91)3.00(0.86)2.073.052.953.05(0.82)3.22(0.93)3.33(1.42)3.39(1.35)1.880.622.143.67(1.52)3.47(1.54)4.13(1.44)4.12(1.46)0.014.80*4.38*4.33(1.50)3.95(1.47)3.53(1.35)3.44(1.29)0.431.430.063.64(1.25)3.51(1.35)3.94(1.37)4.02(1.28)1.374.14*8.72**4.03(1.33)3.60(1.39)2.98(1.34)3.34(1.29)0.160.749.03**3.31(1.29)3.11(1.29)3.31(1.43)3.50(1.37)0.060.063.033.51(1.26)3.37(1.50)Notep < .10*p < .05**p < .01***p < .001×FMean (SD)Mean (SD)Table1各変数における群ごとの平均値(標準偏差)と分散分析の結果

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