中部大学教育研究17
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4.2.2日付別での利用状況利用されたコンテンツを、利用された日付別で検討すると、平成29年3月2日(43件)、平成28年10月6日(35件)、平成28年10月7日(33件)平成28年10月27日(30件)、平成29年3月1日(29件)の順で利用が多かった(図6)。なお、図内の矢印は、模擬試験または国家試験日である。図6コンテンツ利用状況(日付別)4.2.3科目別での利用状況利用されたコンテンツを、利用された科目別で検討すると、医学概論(17.2%)、医用治療機器学(16.3%)、生体計測装置学(12.5%)、臨床医学総論(11.7%)、生体物性材料工学(11.0%)の順で利用が多かった(図7)。図7コンテンツ利用状況(科目別)4.2.4年度別での利用状況利用されたコンテンツを、利用された年度別で検討すると、平成26年度(21.6%)、平成25年度(15.8%)、平成21~24年度はほぼ同割合(13.1~13.8%)であった(図8)。なお、平成27年度のコンテンツ公開日は、e-learning運用開始から約3か月後の平成28年12月22日である。図8コンテンツ利用状況(年度別)4.3国家試験の科目別正解率平成28年度国家試験の科目別正解率を検討すると、医学概論(80.9%)、医用治療機器学(78.9%)、生体計測装置学(78.2%)、医用機械工学(76.3%)、生体物性材料工学(69.2%)の順で正解率が高かった(図9)。図9国家試験の科目別正解率5考察本研究では、臨床工学技士教育の一環として、国家試験対策用e-learningを構築・運用した。時間帯別での利用状況から、深夜の利用もあり、夜型の学習をしている学生がいることが分かった。日付別での利用状況から、模擬試験または国家試験日の直前での利用が多く、e-learningを知識の定着を確認するために利用している学生が多い可能性の高いことが分かった。科目別での利用状況から、医用電気電子工学を除くほぼ全ての科目で、バランスよく利用されていた。しかし、医用電気電子工学は、国家試験での科目別正解率から分かるように、本学科の学生の正解率が最も低い科目である。それにも関わらず、e-learningの利用率も最も低いことが分かった。―87―臨床工学技士教育のためのe-learningシステムの構築と検討051015202530354045H28.9.12H28.9.22H28.10.2H28.10.12H28.10.22H28.11.1H28.11.11H28.11.21H28.12.1H28.12.11H28.12.21H28.12.31H29.1.10H29.1.20H29.1.30H29.2.9H29.2.19H29.3.117.2%11.7%2.9%7.2%11.0%9.2%16.3%12.5%9.8%2.2%13.6%13.6%13.8%13.1%15.8%21.6%8.5%2122232425262780.9%67.0%62.6%76.3%69.2%66.7%78.9%78.2%66.2%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%

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