中部大学教育研究16
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については、スタートアップセミナー担当者を中心に情報の共有を図ったが、個々の具体的な指摘への対応については今後の課題としたい。6おわりにひとつの学科として150人もの多くの新入生を迎えたのは初めてであったため、当初、戸惑うところも見られたものの、学部内の外国語科目(英語・中国語)担当者、学部専門科目担当者などと情報交換を常に行いつつ、一人ひとりの新入生にきめ細やかな支援を行うべく、河内学部長、高学科主任を筆頭に学部全体を挙げての体制で臨んだスタートアップセミナーであった。「最初にしてはうまく遣り果せたのではないか」というのが担当者相互の認識である、と言えば自画自賛に過ぎようか。欠席過多の学生への対応方法の改善など、当然、次年度に向けての課題はある。指導者、教授者というよりはファシリテーターとして、新入生たちが「学生」へと成長してゆくのを見守り、共にあり、支援するためには、担当者である教員自身の成長が求められていることをひしひしと感じた一学期であったことを記してこの稿を終えたい。注釈注1:チーム・ティーチングについての論考として次のものを参考にした。中尾陽子「チーム・ティーチング-ラボラトリー体験学習における意味を探る-」『人間関係研究』第10号、南山大学人間関係研究センター、2011年3月注2:前掲論文参照。「」引用部は、加藤幸次ら『ティーム・ティーチングの計画・実践・評価Q&A:個性化教育推進のために』黎明書房、1995年10月による。謝辞本文中にあげたピア・サポーター、上級生に加えて、さまざまな形でお力添えをいただいた国際関係学部の教職員の皆さま、学科外講師として講義をご担当いただいた諸先生方、本科目の授業にご協力いただいた全ての皆さまに心より御礼申し上げます。准教授国際関係学部国際学科和田知久講師国際関係学部国際学科于小薇講師国際関係学部国際学科大澤肇―62―和田知久・于小薇・大澤肇【資料1】

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