中部大学教育研究16
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■国際関係学部の「スタートアップセミナー」についてどう思いますか?(回答数132)■国際関係学部の「外国語」の授業についてどう思いますか?(回答数132)■国際関係学部の「その他の授業(語学・スタートアップセミナー以外)」についてどう思いますか?(回答数131)■国際関係学部に入ったことを(現時点で)どう思っていますか?(回答数132)結果的に、「スタートアップセミナー」と「(学部の)学国語科目」については、66.7%、68.2%とおおよその満足度が高かったことがわかるが、強調すべきは不満度の低さであろう。新学科の初年次教育の2つの柱とも言うべき科目は、新入生の学習ニーズや意欲にほぼ応えることができたと言えよう。また、「それ以外の科目」について、「A.どちらかというとよかった」「B.どちらともいえない」の回答割合が拮抗しているが、これは「国際関係入門」「地域研究入門」「経済学概論」「文化人類学入門」「アジア研究入門」と、入門科目とはいえ広範な学問分野にまたがる科目群に対して、受講者各自の興味や志向が異なっていることも原因になっているのではないかと思われる。また先ほどと同様に、不満をおぼえた受講者の割合が6.9%と高くなかったことからも、新学科の入門講義科目群が、新入生の学習ニーズや意欲に即したものであったと言えるのではないか。それが、国際関係学部へ入学したことの満足度に直結していると調査結果から読み取れるのではないだろうか。また、自由記述部分においても、「「ここはよい」と思ったこと」では、コメント総数102件のうち、個々の教員の学生に対する姿勢や、授業内容の優れている点を挙げるコメントが大半を占めていた。「「ここはよくない」と思ったこと」では、コメント総数83件のうち、講義中の私語とそれへの教員の対応や、教員の授業の進め方に関するコメントがまま見られ、これらについては今後の対応がはかられるべきものである一方、大学内の施設や通学バスについてのものもあり、これらは全学的に共有、解決してゆくべき事柄でもある。最後の「教職員への要望」では、教員の授業の進め方や、留学制度の拡充、空調設備の適切な使用について改善を求めるものが多かった。以上のアンケート結果―61―2016年度、国際学科発足1年目におけるスタートアップセミナー授業実践の試み90(68.2%)38(28.8%)43%05010059(45%)63(48.1%)96.9%02040608010089(67.4%)37(28%)64.5%05010088(67.7%)41(31.1%)32.3%050100

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