中部大学教育研究14
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66483034143512234553875897688105050と共に配付した。回答、無回答にかかわらず回収し、回答が得られたものは調査に同意が得られたものとした。また、調査用紙を受け取らなかったもの、無回答は、調査に同意が得られなかったものとした。なお、この調査は中部大学倫理審査委員会の承認を得て行った。(承認番号第250057号)3結果3.1対象者の属性対象者118名のうち、CAAC対象となる50歳以上は96名(81.5%)であった。また、60歳代は43名と最も多く、次いで70歳代39名、39歳以下13名と続いた。性別では、男性86名(72.9%)、女性32名(27.1%)で男性が多かった。(表1)表1対象者の属性居住地は、101名(87.8%)が春日井市在住であった。市外では、名古屋市、小牧市、日進市などの近郊から9名、県外からは5名であった。50歳以上の市内在住は87名(90.7%)であった。住まいについては、戸建てが98名(83.1%)、集合住宅は20名(16.9%)であった。就労状況については、50歳以上では、働いていない方62名(65.3%)、毎日働いている方17名(17.9%)であった。3.2対象者の仕事や活動経験など春日井市および近郊に居住する50歳以上の対象者の仕事や活動経験は、社会参加(ボランティア・地域活動等)が最も多く37名(31.4%)、続いて教育関係27名(22.9%)であった。その他では、建築関係、NPO活動、カウンセリングなどがあげられていた。「クラブやサークルに入っているか」の質問では、クラブやサークルなどのグループに所属し活動している方は76名(60.1%)であった。趣味活動が37名、ボランティアは20名であった。(図1)次に資格について尋ねたところ、50歳以上では53名(55.6%)が資格をもっていると回答し、その内訳は介護福祉関係の資格をもっている方6名、スポーツ関係3名、保健医療関係6名、パソコン関係3名であった。その他には、簿記、建築士、料理師、カウンセラー、学芸員など、さまざまな資格が具体的に記載されていた。図1クラブやサークルに所属3.3対象者のニーズ講座「介護職員初任者研修(旧ヘルパー講座)」の希望者は15名であり、そのうち50歳以上では10名であった。現在、居住している地域で関心をもっていることは何かという問いに対して、50歳以上では「高齢化」と回答した方は66名(68.8%)「健康」48名(50.0%)「地域防災」45名(46.9%)と続いた。50歳未満では、教育環境が多かった。(図2)図2地域で関心があることまた、これから関心をもちたいことまたは学びたいことについては、50歳以上では、「健康」と回答した方が47名(48.9%)とほぼ5割を占めていた。次に「学習」41名(42.7%)「社会参加」34名(39.6%)であった。また、50歳未満では「社会参加」9名が最も多かった。なお、50歳未満と50歳以上を比較すると、有意な差があったのは、「高齢者大学に通う」は50歳以上に有意に高く、「子育て支援」は50歳未満に有意な差がみられた。(図3)50歳以上では、「地域や周りの方に教えたい」という質問に対して「大いに教えたい」「少し教えたい」と回答した方は、51名(57.5%)であった。また、中部大学の学生と一緒に学びたいと思っている方は75名(83.3%)であった。―64―藤丸郁代・林上・羽後静子・末田智樹・對馬明39歳以下40歳代50歳代60歳代70歳代80歳代合計%男性1243293358672.9女性15614603227.1合計139943395118100.000218532371713370%20%40%60%80%100%5050

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