中部大学教育研究14
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図1第9回講義出現頻度上位15位の共起関係図2緊張性気胸を中心とした共起関係第10回「人工呼吸器を装着した患者の看護」において、出現頻度が高かった15のわからない用語についての共起関係をみた(図3)。この講義では、SIMVやCPAPなど略語の多い人工呼吸器の作動モードを説明する。“SIMV”は、同様の作動モードである“CPAP”や“PEEP”と強く共起していた。また、この講義で新しく学習する人工呼吸器関連肺炎“VAP”は、看護師の介入で予防することも可能である。“VAP”は、新しく学習する“ファイティング”“ウイニング”と強く共起していた(図4)。図3第10回講義出現頻度上位15位の共起関係図4VAPを中心語とした共起関係第11回「くも膜下出血を発症した患者の看護」において、出現頻度が高かった15のわからない用語についての共起関係をみた(図5)。この講義で新しく学習する“脳ヘルニア”は、“キサントクロミー”“ヘマトクリット”と強く共起し、“クッシング現象”“ウイリス動脈輪”と比較的強く共起していた。また、この講義で新しく学習するくも膜下出血後に起こる症状の一つである“脳血管攣縮”を中心語としてみていると、“キサントクロミー”、“腰椎穿刺”と強く共起していた(図6)。図5第11回講義出現頻度上位15位の共起関係図6脳血管攣縮を中心語とした共起関係―42―江尻晴美・中山奈津紀・牧野典子

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