中部大学教育研究14
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Ⅲ.CE-3図6は、CE-3を図式化したものである。CE-3においては、就職後の不安を勉強して克服し失敗した経験を現在につなげ明確な目標があり充実していると語っている。また、本当の意味での命を預かる重みを感じるのは体験しなければわからないと語っている。図6CE-3のカテゴリー関連の図式化Ⅳ.CE-4図7は、CE-4を図式化したものである。CE-4においては、患者対応などの力不足を感じながらも、先輩に聞くことや勉強によって克服し、現在は新人の積極性のなさに不満を感じ、職場における教育システムの構築が必要と考えている。一年間の経験から、臨床実習の心構えや時間増加必要性を要望としている。図7CE-4のカテゴリー関連の図式化Ⅴ.CE-5図8は、CE-5を図式化したものである。CE-5においては、就職後に、緊張、勉強不足を感じながらも、克服して行き現在は前向きな心を持ち、仕事にやりがいを感じている。臨床実習は役に立っていると語っている。一方で、学校での講義の中では国家試験合格が目標で、工学系においては基礎知識の講義でよいとも語っている。図8CE-5のカテゴリー関連の図式化Ⅵ.CE-6図9は、CE-6をカテゴリー関連別に図式化したものである。CE-6においては、就職後に、力不足を感じそれを克服していくさまが見て取れる。学生時代の振り返りからはやり残したことがあるというコードが出てきている。先ほどの力不足のコードとやり残したことがあるコードから、学校への要望と関連性が分かってくる。図9CE-6のカテゴリー関連の図式化Ⅶ.CE-7図10は、CE-7を図式化したものである。CE-7においては、就職後に、勉強不足を感じてから体調不良になるも、自分では原因が分からず。ストレスが原因との先輩からの指摘、アドバイスがあり対策を立て体調が良好となる。また、現在は指導者として学生指導に当たってこの双方の体験から学校、臨床実習への要望を語っている。図10CE-7のカテゴリー関連の図式化―12―福田信吾・武田明・米澤久幸・宮本靖義・矢澤浩成・藤部百代1

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