中部大学教育研究13
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表3〈設問7「スタートアップセミナー」は全体に難しいと感じますか〉表4〈設問8「スタートアップセミナー」では、学び方が分かると思いますか〉表5〈設問9「スタートアップセミナー」は自分にとって意義があると思いますか〉表6〈設問10「スタートアップセミナー」のねらいについて分からないと感じますか>表7〈設問11「スタートアップセミナー」で児童教育学科での学び方が分かると思いますか〉表8〈設問12「スタートアップセミナー」は今後、役に立つと思いますか〉(4)社会貢献活動についてアンケートの設問13~18は、「社会貢献活動」についての印象を尋ねた。表9から表14は、各設問についてグループごとの評定平均値と標準偏差を調査回数別に示したものである。設問別にみると、「社会貢献活動」についてのグループ間と調査回数の2条件込みの評定平均値が2.5以上であったのは「役立つか」「楽しいか」「意義があるか」であり、特に「役立つか」の平均値は3.4で最も高い。また、「計画を立てるのは難しいか」という設問に対する評定平均値も2.5である。学生たちは、「社会貢献活動」を、今後に役に立つ意義がある活動で楽しいが計画を立てるのは難しい、と捉えているようである。一方、平均評定値が2.5未満の設問は、「ねらいが分からないか」「他の学生からの影響を受けたか」の2つである。前者は、逆転項目であり上記の設問同様に社会貢献活動への肯定的意識を示している。後者は、学生間の相互の学び合いがやや低調であったことを示唆している。表9から表14に対して、回数×グループ間の2要因の分散分析を行ったところ、表の下段に示すような検定結果となった。どの設問にも交互作用は見られず、調査回数の主効果が有意であったのは、「計画を立てるのは難しいか」という設問に対してだけであった。すなわち、「社会貢献活動の計画を立てるのは難しい」という学生の意識は、2回目には有意に減少しており、授業展開の過程で「社会貢献活動」の計画や実施方法について理解が進んでいったことが伺われる。表9〈設問13「社会貢献活動」は今後、役に立つと思いますか〉―70―古市真智子・吉田直子・味岡ゆい・長尾寛子

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