中部大学教育研究13
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図9ライブラリを利用したレポートの提出システムは良かったですか授業の途中から予備レポートを義務付けたが、それによる学生自身が感じる実習の理解度(図10)は、「1.そう思う」(20%)と「2.少し思う」(41%)を合わせて61%の学生が理解は深まったと感じている結果となった。学生が感じるレポート作成の労力について、予備レポートの提出を義務付ける前後での比較(図11)より、レポートの作成が大変と感じない学生(「4.全く思わない」、「3.あまり思わない」)が増えており、また、レポート作成にかかる平均時間(図12)より、予備レポート義務付けることでレポートの平均作成時間が減少していることがわかり、事前に予備レポートを作成させることで、レポート作成に対する労力が軽減されていることが確認できた。図10授業の途中から予備レポートの作成を義務付けました。実習の理解は深まりましたか図11レポートの作成は大変でしたか(予備レポートを義務付ける前後)図12レポートの作成に平均何時間費やしましたか(予備レポートを義務付ける前後)6まとめ今回は、医用治療機器学実習でライブラリを用いることにより、実習レポートの新しい提出システムを構築することができ、それによりレポートの提出日時をより正確に管理することができるようになった。このシステムを用いることで、実習テーマ毎にそれぞれレポートの提出日時と平均点の相関データをとる事ができた。その結果、レポートの提出日時が早い学生ほどレポートの平均点が高い傾向にある事がわかった。このことから、レポートを早期に提出させることで、実習の理解度を向上させることが期待できる。学生のアンケート結果からも、今回のライブラリを用いたレポートの提出システムは好評を得ており、学生サービスの向上をはかることができたと考えている。今後は、このシステムを臨床工学科の他の実習にも適用していき、より学生サービスの向上をはかっていくことを考えている。助手生命健康科学部臨床工学科吉田拓矢非常勤講師小嶋和恵講師生命健康科学部臨床工学科武田明講師生命健康科学部臨床工学科福田信吾講師生命健康科学部臨床工学科児玉泰非常勤講師西山博司准教授生命健康科学部臨床工学科当間健夫―59―ライブラリの臨床工学科実習への活用

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