中部大学教育研究13
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図1.「大学の学問や研究に対して期待があるか?」回答結果(事前)図2.「大学の学問や研究に対して期待があるか?」回答結果(事後)本結果より、出張模擬実験における知的な刺激によって、生徒の大学の学問や研究に対する期待に変化を及ぼすことが分かった。また、「大学で(生命を含む)生物に関連した学問を学びたいか?」の質問に対して、出張模擬実験の前後で「大変そう思う」と答えた生徒が2倍に増えたことが分かった(図3、図4)。図3.「大学で生物に関連した学問を学びたいか?」回答結果(事前)図4.「大学で生物に関連した学問を学びたいか?」回答結果(事後)さらに、実験中におこなったアンケートでは、「遺伝子を知っているか?」あるいは「生命科学に興味があるか?」の質問に対して、なんとなくという曖昧な意識が多数であった(図5、図6)。図5.「遺伝子を知っているか?」回答結果図6.「生命科学に興味があるか?」回答結果4生徒の感想アンケートによる生徒の感想を以下に列挙する。・最初はこの実験大丈夫かな?本当にDNA取り出せるのかな?と思っていたが、最後に白い糸状のものがたくさん出てきて本当にびっくりした!見た目はただの白い糸みたいだけど、このなかに情報が入っているなんてすごい興味がある(女子)。・DNAがこんなに細くて、本当に二重らせんなのか―52―竹内環・平岩史恵・石田拓三・西垣景太・伊藤守弘

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