中部大学教育研究13
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ら2010年の間に活動が開始されている。6)木野茂編著『大学を変える、学生が変える-学生FDガイドブック』ナカニシヤ出版、2012年、p.7。7)本中教審答申では、学校制度全体(各学校段階)をプログラム中心、具体的な学修成果中心に見直すとともに、全学的な教学マネジメントの確立(大学教育の改革サイクルの展開)やアクティブ・ラーニングの積極的な導入を求めている。8)三浦真琴「ActiveLearningの理論と実践に関する一考察-LAを活用した授業実践報告(1)」『関西大学高等教育研究』第一号、2010年、pp.25-35。9)溝上慎一「アクティブ・ラーニング導入の実践的課題」『名古屋高等教育研究』第7号、2007年、pp.269-287。10)ピラミッドの最上位は「講義」で平均定着率は5%、「リーディング」:10%、「視聴覚教材」:20%、「デモンストレーション」:30%、「グループ・ディスカッション」:50%、「実践・実習」:75%、「学生同士の教え合い」が90%と続く。(PyramidofLearning,NationalTrainingLaboratories,Bethel,Maine.)11)①聴いたことは忘れる。②聴いて見たことは少し思い出せる。③聴いて見て、質問し他の人と議論したことは理解できる。④聴いて見て議論して実践したことは知識と技能になる。⑤他人に教えたことには習熟するとある。(MelSilberman,"ActiveLearning:101strategiestoTeachAnySubject",Allyn&Bacon,1996.)12)佐藤学『習熟度別指導の何が問題か』岩波ブックレットNo.612、2004、p.39。13)RobertB.BarrandJohnTagg,"FromTeachingtoLearning.ANewParadigmforUndergraduateEducation",Change,November/December1995,pp.13-25,1995.14)EricMazur"PeerInstruction"AUser'sManualSeriesinEducationalInnovationPrenticeHall.UpperSaddleRiver,NJ.1997.15)AlexanderW.Astin,"Studentinvolvement:Adevelopmentaltheoryforhighereducation",JournalofCollegeStudentPersonnel,25,1984.16)チッカリングとガムソンの7つの原則とは、中井俊樹・中島英博によると、①学生と教員のコンタクトを促す。②学生間で協力する機会を増やす。③能動的に学習させる手法を使う。④素早いフィードバックを与える。⑤学習に要する時間の大切さを強調する。⑥学生に高い期待を伝える。⑦多様な才能と学習方法を尊重する。(中井俊樹・中島英博(2005)「優れた授業実践のための7つの原則とその実践手法」『名古屋高等教育研究』第5号、2005年。)なお、原著は(ArthurW.ChickeringandZeldaF.Gamson,"SevenPrinciplesforGoodPracticeinUndergraduateEducation",AAHEBulletin,apublicationoftheAmericanAssociationofHigherEducation,March1987.)17)GeorgeD.Kuh,"Whatwe'relearningaboutstudentengagementfromNSSE-BenchmarksforEffectiveEducationalPractices",Change,35(2),2003.なお、NSSEはインディアナ大学が開発した全国規模の大学生調査で、米国、カナダを併せて1,300以上の四年制大学に活用されている。調査内容は「授業内外における活動」「授業内における学習成果」「教員や他の学生との関わり」「その他の教育活動」に焦点を当てており、①教学のチャレンジ・レベル、②積極的かつ協働的な学習、③学生と教員の関わり、④教育経験の充実化、⑤キャンパス環境の5つの観点をアウトカム評価のベンチマークとしている。(野田文香「アウトカム評価としてのインスティテューショナル・リサーチ機能」『立命館高等教育研究』第9号、2009年、pp.125-140。)18)ReyA.Carr"Thetheoryandpracticeofpeercounselling."PeerResources,Victoria,BC,1981,p.3.19)ReyA.Carr"PeerhelpinginCanada",PeerFacilitatorQuarterly,Vol.11,No1,1993.p.17.20)山田礼子『一年次(導入)教育の日米比較』東信堂,2005年。21)薄井道正「CRLA・CASP合同カンフェランスに関する調査報告」立命館大学教育開発推進機構「2013年度第一回教学実践フォーラム」、2013。なお、ピア・テューターはCRLA(CollegeReadingandLearningAssociation)と呼ばれる全米組織から十分なトレーニングを受けたことを示す証明書を授与された(大半が)ボランティアのピア・サポーターである。22)トレバー・コール『ピア・サポート実践マニュアル』川島書店、2003年、p.5。23)沖裕貴「FDの次なるステップ-学生参画」日本私立大学連盟『大学時報』第342号、2012年。24)沖裕貴「ピア・サポート・プログラム-立命館大学-」『IDE現代の高等教育』2012年12月号、2012年。25)アメリカのTA制度のなかで、UCバークレー(UniversityofCalifornia,Berkeley)などに―18―沖裕貴

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