中部大学教育研究11
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opencode欄に記入する。この作業は個別で行い、終了後、他のスタッフも交えて、適切な「最終コード」は何かを話し合い決定する。図2は、「最終コード」決定の後、すべての最終コードを短冊としたところである。図2最終のコード化を短冊形にする図3関連を図式化していく過程図3はすべての短冊形の「最終コード」をカテゴリー別に分類し、カテゴリー間の関連を図式化しているところである。このカテゴリーにも上位概念となるタイトルをつけ、関連について矢印などを用い図式化していく。この一連の過程を通じてインタビューの中から浮かび上がってきたキーワードや概念を言語化する基礎の「図式化」を完成させる。質的研究の短所としてデータの信頼性ということがあげられる。「コード化」したデータも、その後の解析も研究者の判断にゆだねられる部分が大きいので、この点が特に問題になる。この問題を補うため、本研究では常に複数の担当者により作業を行うことで、データの信頼性をたかめた。6結果対象者の5名をCE-1~CE-5とし、最終コードを「臨床実習」「学校」「就職後」と大きく三つのカテゴリーに分けていき、関連性を示すように図式化した。矢印は関連性を示す。図4CE-1のカテゴリー関連の図式化―72―福田信吾・武田明・米澤久幸・宮本靖義・矢澤浩成・藤部百代表1断片化、コード化したもの………codecode1

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