中部大学教育研究11
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と同様、例年と比べて非常に多かった入学生が他の年度の入学生とは若干異質であるためだと考えられた。希望する進路については、各種資格の取得、大学院への進学、心理職の公務員としての就職等の希望が年々減少し、一般企業への就職希望者が増大していた。これは、入学生の向上心の減衰というよりもむしろ、より現実的で堅実な選択ができるようになった結果ではないかと考えられる。職業知識については、2002年度と2007年度前後に臨床心理学系の職業の知識が若干増えたものの、それで―20―水野りか図5年度間に有意差が認められた職業知識の質問項目の評定平均値の10年間の推移(縦棒はSD、赤いコネクタで結んであるのがHSD検定で有意差のあった平均値;**p<.01,*p<.05)

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