2015世界に羽ばたいた中部大生
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7にきけんじシニア海外ボランティア(SV)仁木兼二さん中部工業大学工学部土木工学科1969年3月卒業活動した国と期間:ニカラグア共和国マナグア市2003年11月~2005年11月職種:道路防災所属先:運輸インフラ省道路維持保全部活動中の想い出:スペイン語(会話)もおぼつかない不安と未知の世界に踏み出す好奇心。そんな思いの中でシニア海外ボランティアに参加しました。派遣先の職員(カウンターパート)と一緒に道路防災(施設点検等)の活動で、地方に出かける機会も多くありました。そこには放牧された牛、サトウキビやパイナップルの畑、バナナ、パパイヤ、マンゴーなどの熱帯の果物が実をつけ、また季節によっては道路端で鳥や蜂蜜などが売られ、日本では接することのできない南国の光景がありました。昼食では食べ物(トウモロコシの粉をバナナの葉で包み蒸したもの)や果物をカウンターパートと道路沿いで食べたのが思い出になっています。在学生へのエール:年間を通じて暑く、乾季の約半年は降雨がほとんどなく、また天然資源にも恵まれない厳しい環境の中で、この国の人たちはそれを克服しながら生活しています。この国の発展には先進国の支援が欠かせないものとなっています。世界にはこうした支援を必要としている国が多数存在しています。皆さん方の人的支援を必要としてる場が多くあります。技術者への説明会部長室にて(右端が私)現地調査のむらけん青年海外協力隊員(JOCV)野村健さん中部工業大学工学部電子工学科1973年3月卒業活動した国と期間:マレーシア国パハン州クアンタン市1979年2月~1981年2月職種:電子機器所属先:クアンタン工業短期大学活動中の思い出:35年前、パソコンすら普及していない時代、私はちょうど30歳。実習や卒業研究の為に、プリント基板の作り方を一から教え、別棟電子科実習室の写真右下に見えるテレビの仕組みを勉強する装置を学生グループが作った。更に、電話機パルス発生器、音声多重通信装置、ネオンサイン用点滅制御器等をグループで協力し作り上げた。電子工学と通信工学の基礎も授業で教えた。拙いマレー語と英語で授業をしたが、皆、真剣に聞いてくれた事が印象に残っている。在学生へのエール:最近、就職しても、自分の遣りたい仕事と違うからと、直ぐに辞めてしまう者が多いと聞いている。私も、そうだったかも知れない。しかし、自分の天性が、自身の思っているものと同じとは限らない事に気付くべき。何事も、懸命に遣ってこそ、見えて来るものがある。伝える事が無ければ、たとえ、英語が出来ても意味が無い。別棟電子科実習室ここで卒業研究の指導をした電気科学生と教員でサテライト基地局を見学した校舎及び電気科実習室

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