2015世界に羽ばたいた中部大生
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3独立行政法人国際協力機構(JICA)中部国際センター所長熊谷晃子この度は、中部大学による、「世界に羽ばたいた中部大生青年海外協力隊50周年記念写真展」を、独立行政法人国際協力機構(JICA)中部国際センターとして、共催させていただきますことを、大変喜ばしく思います。1964年に中部大学の前身、中部工業大学が開学されてから51年が経ちますが、それとほぼ同じころ、1965年に、青年海外協力隊事業が開始されました。今回の写真展や、掲示されている各種資料からもご理解いただけます通り、中部大学(中部工業大学)からは、多くの学生さんが、本事業に参画され、まさに世界に羽ばたいていかれました。青年海外協力隊事業では、参加される青年の方々に、開発途上地域の課題解決のために活躍していただくこと、それらの国々と友好関係を深めていただくことに加え、帰国されてから、日本の地域社会において、ご自身の経験を還元していただく、ということを目的としております。今次写真展の企画の中でも、かつて各国に羽ばたいた帰国隊員の方々から、在校生の皆様への様々なエールが送られており、こうした次世代への啓発も、とても大切な社会還元の一つの形、といえると思います。全く初めての環境の中で、自分自身で課題を見つけ出し、その解決方法を周りの人々とともに考え実践していく、という、青年海外協力隊を経験する中で身につく力は、グローバル人材として近年求められている能力であると思います。これからも中部大学から、多くの方々が、青年海外協力隊事業に参加してくださることを、期待しております。最後になりますが、中部大学と私どもJICAでは、青年海外協力隊事業での深いかかわりの他、海外から人材を受け入れ日本で実施する研修コースの一つである、「産業技術教育」コースを、ご一緒に実施している、というご縁もあります。1999年から続くコースで、現在中部大学におられる宮川秀俊教授に、コース全体の監修、ご講義等をいただくようになってから今年で17回目になります。こうした様々な協力関係があることも、学生さんをはじめ多くの方に知っていただけると嬉しく存じます。中部大学国際関係学部長中部大学民族資料博物館長和崎春日今回、独立行政法人国際協力機構(JICA)中部国際センターのご協力をいただき、青年海外協力隊事業創設50周年を記念した、「世界に羽ばたいた中部大生青年海外協力隊50周年記念写真展」を開催できますことを大変うれしく思います。中部大学は、1964年に中部工業大学として発足し、昨年開学50周年を迎えました。この間、工学部の卒業生を中心に、青年海外協力隊へ参加してきましたが、昨年創設30周年を迎えた国際関係学部の卒業生も、近年増加傾向にあります。国際関係学部は、来年度から国際関係学科、国際文化学科、中国語中国関係学科を統合し、国際学科として新たな一頁を刻みます。開発途上国では、日本の青年が貢献できる国がまだたくさんあります。工学部、国際関係学部のみならず、生命健康科学部、応用生物学部、現代教育学部、経営情報学部、人文学部のみなさんの今後の活躍も大いに期待されます。行動する先輩たちの後を受け、世界で貢献する中部大生のさらなる出現を待っています。今回の写真展にご協力いただきました、JICA中部国際センター、公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)中部支部、そして何より、写真パネルを出展していただきました先輩方に、厚く御礼申し上げます。ご挨拶

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